西洋医学に見放され、余命1年の宣告にも負けず、自己治癒力で勝負しています
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ガン仲間とたまには話す必要ありかも

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昨日「夜だけは痛くないから助かる」と書いたばかりなのに、早速裏切られた(涙)。昨日はまたまた痛みで寝られず、結局2時にベッドに入ったが、朝の7時までほとんど寝られなかった。ようやく7時ぐらいに痛みが治まってきたので11時まで眠った。それでも1時間ごとに目が覚めるから、7時から11時までの間に4回起きた。

こうしてかなり幸先の悪いスタートを切ったので、今日一日どうなることかと思ったが、その割には日中はまあまあの調子であった。

しかし、昨日も今日もそうだったが、最近少し精神的に弱っている自分に気がついた。要するに、日々私が接触している人たちは健康な人たちばかりなので、つい自分だけが苦しい思いをしていると思ってしまうのだ。もちろん家族に罪はないが、その家族に対してですら恨めしい気持ちを抱いてしまうことがある。例えば、ごはんを食べたら私の場合100%圧迫痛で苦しむが、当然家族はそんなことはない。排便したら普通はすっきりするが、これまた私の場合は100%通過痛で苦しむ。おならをしようと思ったら家族はすぐに出るが、私の場合は出すのにも一苦労だ。ガスを出すためだけに1時間も2時間も費やさなくてはならないときもある。しかもかなりの苦痛を伴う。

このように思うのは、家族に対してだけではない。散歩していても、すれ違う人たちに対して必ず私が思うことは「あー、この人はこうやって歩いていても痛みなんて感じてないんだろうなあ」ということである。たまに激やせしている人を見かけると「ん?もしかしてこの人もガンかな?」などと思ったりもするが、とにかく電車に乗っていても、歩いていても、そんなことばかり考えてしまう。だって私の場合、電車に座っていても常におしりの痛みと闘っているし、歩いているときもそうだから。今こうしてブログを書きながらだって、おしりが痛いのである。

前から傷の舐め合いはあまり好きではなかったので、ガン仲間とばかりつるむことには消極的だったのだが、こうも健康な人たちにばかり囲まれていると、さすがに傷の舐め合いをしたくなってくる。やっぱりこの痛みや苦しみは、悪いけど同じ立場の人でないと理解できないと思うからだ。そういう意味では私の所属しているガン患者の会(=いずみの会)の会合が2ヶ月に一度なので、頻度的にはちょうどいいのだが、残念ながら前回の会合には体調不良で欠席してしまったので、もう2ヶ月以上ガン仲間と会っていないことになる。そういうこともあり、ちょっと精神的にきてしまったのかもしれない。

しかし実際今日このことを書くことになったきっかけを作ったのは、先日ガンで亡くなった絵門ゆう子さんのご主人の寄稿である。図書館でたまたま見つけた「がん治療最前線」という雑誌を、最近気に入って毎号借りて読んでいるのだが、今日読んだ2006年8月号に絵門ゆう子さんのご主人の寄稿があった。そこに書かれていたのは、いつもゆう子さんがガン関係の話ばかりするので、たまにはがんから離れて他愛もない話をしたいということを彼女に言ったそうだ。すると彼女は「一日でも私の身体になれば分かるわよ」とご主人に言ったそうだ。それを読んで私も同様に思った。別に主人や家族を責めているわけではない。逆の立場だったら、やっぱり私だってガン患者の気持ちはある程度理解できても、完全には理解できないからだ。そして同様に、患者のほうも完全に理解してもらうことを期待してはいない。故に、理解し合える人と時にはコンタクトが必要なのだと思う。

そんなわけで、早速さっきガン仲間のHさんとS姉さんにメールを出した(^^)。今となっては彼女らが唯一の私のガン仲間であり、心のよりどころなのである。もう少しガン仲間を増やすためにも、2ヵ月後のいずみの会にはぜひとも出席したいものだ。それには体調管理をきちんとしておかなければ!がんばるぞー!

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著者プロフィール

みづき
1970年東京生まれ、女性。既婚。子供はなし。米国シリコンバレーのIT企業のCFO、および日本のコンサルティング企業の役員としてそれぞれ在職中。2006年1月、米国西海岸(シリコンバレー)在住中に癌を告知され、急遽帰国しました。現在は東京・新富町(築地の近く)の自宅にて末期直腸癌(ステージⅣ)で闘病中です。
この写真は、2005年12月8日、サンフランシスコのお世話になっている弁護士事務所のクリスマスパーティに出席したときのもの。これが最後の飲み会でした・・・。お酒をこよなく愛した私も、お正月以来一滴も口にしていません・・・。また飲める日が来ると信じてがんばります!