西洋医学に見放され、余命1年の宣告にも負けず、自己治癒力で勝負しています
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何もしてあげられなくてもどかしい

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まだ下痢は続いているが、昨日に比べだいぶ良くなってきた。食事もまだ量は少ないが普通のものを食べられるようになったし、散歩にも少し出たりして、少しずつ以前の生活を取り戻しつつある。しかし、この数日間ほとんど食べなかったせいで、3キロもまた痩せてしまったのはショックだ。こんなに痩せているのに、まだ痩せられる余裕があるとは、人間いったいどこまで痩せられるのだろうかと思う。

私の話はさておき、今日は午後からHさんのことばかりを考えて過ごした。Hさんは国立がんセンターで入院中に仲良くなったガン友達だが、彼女からのメールがあまりにもショッキングな内容だったので、心配で心配で、何かしてあげられないものかと、ない知恵をいろいろ絞ってみたのだが、せいぜいゲルソン療法を紹介する程度のことしかできなかった。彼女自身も言っていたが、とにかく今の彼女にとっては、何か新しい試みをするにも、痛みをとって体力をつけることが先決なので、緩和ケアで一日も早く痛みをとって、前向きに治療に取り組める状況を作って欲しい。

ゲルソン療法についての詳細はここでは割愛するが、がん治療には効果を発揮すると言われており、私ももし万が一今の治療の効果が出なかったら、最後の最後にはゲルソン療法を試そうと思っているぐらい、世界的に有名な治療法なのである。だったら最後にしないで今やればいいじゃないかと思うであろうが、その内容がかなり厳しいものなので、今すぐにそれを実行しようという気にはどうしてもなれない。末期がんなんだから切羽詰っているはずなのだが、まだそれでもなぜか私の心には余裕があるということか(笑)。

昨日写真のスケッチブックが届いた(ありがとう!)。大学のサークルの友人たちからだった。右のスケッチブックは以前に届いたもので、左のが昨日2冊目として届いたものだ。中にはたくさんの方からの励ましのメッセージが書かれており、読んでいて涙が出た。そして驚きとともにとってもうれしかったのは、卒業以来連絡をとっていなかった先輩や後輩などからのメッセージもたくさんあったことだ。誰がどのように連絡をしてくれたのか、その詳細は分からないが、私が今となっては連絡が取れないような人々へ連絡が取れたのはものすごい財産だし、これまたガンの恩恵と言えよう。連絡をとってくれた友人の人脈の広さには感心する。

今日のブログでスケッチブックを引き合いに出したのは理由がある。まさに今自分が感じているこのもどかしさは、スケッチブックを書いてくれた友人たち、また他の様々な応援してくれている人たちも同じように感じていると思ったからである。今までは自分がみんなから励まされたり、何かをしてもらったりする立場であったのでよく分からなかったが、今日は自分がHさんに対して何かをしてあげられないかと悩む立場になって、初めてみんなのもどかしい気持ちを理解した。ガンを告白した当初、いろいろな人からメールや手紙をもらったが、みんなが口をそろえて言っていたのは「みづきに何もしてあげられないのがもどかしい」ということであった。励ましてもらっているだけで私としては十分「してもらっている」のだが、するほうにとっては、もっと何かできないものかと思うのだろう。まさに今日、今の私がそうである。

私が現時点でHさんにしてあげられることは、いろいろな情報を提供することと、こうやってブログを通じて応援メッセージを送ることぐらいだが、とにかくあきらめないでがんばって欲しい!Hさんは自分がそんな大変な状況であるにもかかわらず、私が便秘で苦しんでいるときにメールをくれていたのだ。まさかあのときそんな深刻な状況になっているとは思いもしなかった。自分のことだけで精一杯になっていた自分が恥ずかしい。重ね重ね、Hさんの痛みが少しでも緩和されることを切に願う。一緒にがんばろう!Hさん!!

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著者プロフィール

みづき
1970年東京生まれ、女性。既婚。子供はなし。米国シリコンバレーのIT企業のCFO、および日本のコンサルティング企業の役員としてそれぞれ在職中。2006年1月、米国西海岸(シリコンバレー)在住中に癌を告知され、急遽帰国しました。現在は東京・新富町(築地の近く)の自宅にて末期直腸癌(ステージⅣ)で闘病中です。
この写真は、2005年12月8日、サンフランシスコのお世話になっている弁護士事務所のクリスマスパーティに出席したときのもの。これが最後の飲み会でした・・・。お酒をこよなく愛した私も、お正月以来一滴も口にしていません・・・。また飲める日が来ると信じてがんばります!