いったい (いったい)
待ちに待った検査結果
今日は待ちに待った検査結果を聞きに行く日だ。いったいなんて言われるのだろう・・・天国か地獄か・・・。主人と母と私の3人でどきどきしながら診察室へ入った。
開口一番、先生は「肝臓と肺への転移はありませんでした。婦人科検診のほうも問題はありませんでした」と言った。一同ほっと胸をなでおろす。「しかし、右の卵巣が肥大化しているのが気になりますね。卵巣はとることになるでしょう。子宮はわかりませんが、子供を産む可能性はあるんですか?」「いえ、ありません」「そうですか、じゃあ場合によってはとるかもしれません」「はい、けっこうです」「問題の人工肛門についてですが・・・たぶんならなくてすむと思いますよ。実際あけ [… 続きを読む]
免疫細胞療法開始
今日は第一回目の免疫細胞療法を受けに行った。免疫細胞療法についての詳細は割愛するが、要するにガンをやっつけてくれる兵隊(=リンパ球)を増員してガン細胞を攻撃しようというものだ。保険が利かないので料金が高い(1回25万円)のが難点だが、抗ガン剤と違って副作用がないところがいい。
治療の前に診察というか、院長先生との面談があった。私が抗ガン剤を1回だけでやめたということを聞き、院長先生は抗ガン剤継続を勧めてきた。意外だった・・・というか少々落胆した。勧める理由を尋ねると、免疫細胞療法だけでは効果が薄いと言うではないか。どうやらあくまでも抗ガン剤がメインで、免疫細胞療法はその補助と考えているらしい。 [… 続きを読む]
何もしてあげられなくてもどかしい
まだ下痢は続いているが、昨日に比べだいぶ良くなってきた。食事もまだ量は少ないが普通のものを食べられるようになったし、散歩にも少し出たりして、少しずつ以前の生活を取り戻しつつある。しかし、この数日間ほとんど食べなかったせいで、3キロもまた痩せてしまったのはショックだ。こんなに痩せているのに、まだ痩せられる余裕があるとは、人間いったいどこまで痩せられるのだろうかと思う。 私の話はさておき、今日は午後からHさんのことばかりを考えて過ごした。Hさんは国立がんセンター [… 続きを読む]
エネマのコーヒーはいったいどこへ消えた・・・?
昨日便秘解消の兆しが見え始めたと明るい報告をしたばかりなのに、今日は見事にその期待を裏切られた。症状はさらに悪化、今日は便もガスもほとんど出なかった。しかもエネマをやってまったく便が出なかったのは今日が初めてである。そしてさらに追い討ちをかけるように、昨日の頻便のせいでまたもや痔になってしまった。ガンの疼痛に加え、痔の痛みが新たに加わり(しかも痛みが強烈!)、ここまで私を苦しめるか!!??と、半ばあきれてしまった。
よって便秘解消という課題だけでも大変なのに、痔も治さなくてはいけなくなり、またもや肛門をいじめまくりの日々の再来だ(涙)。とうとう私の大嫌いな座薬にも頼らざるをえなくなった。どうや [… 続きを読む]
散歩というよりリハビリ
正確な記録がないのでなんとも言えないが、もしかしたら最後に散歩したのは義母に引っ張り出してもらった8月6日かもしれない。だとすると、もうかれこれ3週間近く散歩していないことになる。とにかくベッドに横たわっている日々が長すぎた。体力が落ちているのもさることながら、せっかく良いくせがついていた散歩の日課が完全になくなってしまい、気力を保つことからまた始めなければならなくなってしまった。
今日の夕方、ようやく痛みが落ち着いてきたので、久しぶりに散歩に出ることにした。図書館で借りていた本が返却期限を過ぎていたので、それを返したいという気持ちがなんとか私の重い腰を上げたのだ。私の律儀な性格が役立った(^ [… 続きを読む]
今回の腸閉塞騒動を振り返って思うこと
今日は痛みも比較的軽く食欲もばっちりで(むしろ食べ過ぎの傾向 !?)、体調よく過ごすことができた。つくづく思うが、普通におなかがすいて、おいしく食べられて、食べた後痛むことも苦しむこともなくて、排泄もきちんとできて、夜はちゃんと眠ることができて、朝は気持ちよく目覚めることができる・・・こんなごく当たり前のことができるだけで人間こんなにも幸せな気持ちになれるのだと。これもガンになってそんな当たり前のことすらできない体験をしたからこそ、幸せを感じ [… 続きを読む]