西洋医学に見放され、余命1年の宣告にも負けず、自己治癒力で勝負しています
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人間も所詮は動物である

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私は今まで「人間以外の動物は嫌い」と公言してはばからなかった。だから当然ペットなど飼ったことはない。そういった性格もガンの原因の一つになったのであろうが、とにかくガンになってから、今までまったく関心のなかった自然や動植物の話題に触れることが多くなった。そして自然界を知れば知るほどその神秘に魅了され、すごさを思い知り、同時に我々人間は所詮は動物なのだということを思い知らされている。

今までの私は、人間は他の動物たちとはまったく別次元の生き物であり、特別だと思っていた。人間は確かにすごい。しかしちょっとだけ他の動物たちより脳が発達しているだけであって、本質は同じなのである。ゆえに、本当は動物たちと同じような生活をしなくてはいけないのに、ちょっとばかり優秀だったおかげで変な化学合成物を作り出したり、本来決められた通りの食事や行動をしなくなったりするようになってしまった。少しの変化なら自然が作ったすばらしい浄化システムを持つ身体も地球も許すことができたであろうが、人間は許されないところまで変化を遂げてしまった。だからガンみたいな変な病気が蔓延するようになってしまったのだ。

今日義母から、いしかわ動物園にいる長寿カバの「デカばあちゃん」の話を聞いた。デカばあちゃんは人間の年齢でいうと現在100歳を超えているそうである。だから本当の名前はデカちゃんなのだが、デカばあちゃんになったのだそうだ(笑)。ちなみにカバヤ食品のキャンペーンガールにもなったそうである(^^)。

さてこのデカばあちゃん、長寿の秘訣は自然治癒力の強さと食欲旺盛なことだそうだ。自然治癒力についてのエピソードがとても興味深かったのだが、デカばあちゃんは、調子が悪いときは何も食べずにただじっとしているのだそうだ。そうすると何もしなくても(つまり薬などを飲ませなくても)自然治癒力で回復し、またいつものようにモリモリと食べ始めるのだそうだ。

私はこれを聞いて、人間も所詮は動物なのだから、病気を治したいのなら人間も同じことをすればよいのだと思った。よく病気になったら体力をつけなくてはいけないといってたくさん食べさせる傾向にあるが、以前読んだある本には、かえってそれは逆効果だと書いてあった。そしてこのカバの話で改めてそう思った。要するに食べると消化するためにものすごいエネルギーを必要とするので、ただでさえ体力を失っているのに、大量に食べるとさらに体力を使わせてしまうことになる。よって病気のときは、消化の良いものを少量食べればいいのである。食べる量に関しては、健康なときでさえ少量でいいという説もある。「少量」というのは現代の食べすぎを前提としてあえてそう言っているので、決して一日茶碗一杯のごはんと味噌汁だけでいいと言っているのではないと思うが、とにかく食べることにおいて重要なのは、量をたくさん食べることでなく、いかに「必要な栄養素」を「効率よく摂り」「消化吸収できる」かということなのである。たくさん口から食物を取り入れても、消化吸収がうまくできず体内に取り込まれなければ意味がない。

食欲旺盛なことは健康な証拠であり、きちんと食べられているうちは死なない。このデカばあちゃん同様、義母の飼っている愛犬ポン太の話を聞いても、やはりかなり高齢にもかかわらずまだ元気なのは、食欲が衰えていないからだと言っていた。私もおかげで食欲は旺盛である。よってその点ではまだまだ大丈夫だということだ(^^)。

今日は動物と人間の共通点の話だったが、動物と植物も共通点がたくさんあっておもしろい。いわゆるすべてをひっくるめた「自然界」は知れば知るほど奥深く、いかに自然界のルールにそって生きていないことが不自然で、それが引き起こす問題が大きいかを思い知る。そして今解明されていることなんて、自然界のすべてからすれば、ほんの少しの部分だけなのだろうと私は思う。

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著者プロフィール

みづき
1970年東京生まれ、女性。既婚。子供はなし。米国シリコンバレーのIT企業のCFO、および日本のコンサルティング企業の役員としてそれぞれ在職中。2006年1月、米国西海岸(シリコンバレー)在住中に癌を告知され、急遽帰国しました。現在は東京・新富町(築地の近く)の自宅にて末期直腸癌(ステージⅣ)で闘病中です。
この写真は、2005年12月8日、サンフランシスコのお世話になっている弁護士事務所のクリスマスパーティに出席したときのもの。これが最後の飲み会でした・・・。お酒をこよなく愛した私も、お正月以来一滴も口にしていません・・・。また飲める日が来ると信じてがんばります!