西洋医学に見放され、余命1年の宣告にも負けず、自己治癒力で勝負しています
総アクセス数:25,425,254
240

まことに慌しい入浴

次の記事 | 目次
hana2006110402.jpg


今日はパウチ交換の日ではなかったが、保護剤の一部が剥がれてしまい、直接肌が便に触れる時間が長くなると肌荒れを起こしたりするので、急遽パウチ交換をすることした。ちょうどタイミングよく注文していた入浴用パッドが今日届いたので、早速それを使ってゆっくりバスタイムを楽しめるかと思いきや、私のストーマ(縦55mm×横37mm×高さ15mm)に対しパッドの大きさが足りず、残念ながら前回同様、ストーマとにらめっこの入浴となってしまった。しかも、今日の場合は最悪なことに、次から次へと便が出てきてしまい、まことに慌しい入浴で、なんだかお風呂に入った気がしなかった。お風呂に入る前にちょっとつまみ食いをしたのがやっぱりいけなかったかなあ。食べ物を食べると腸が動くので排便につながりやすい。分かってはいたのだが食欲には勝てなかった・・・(^^;)。ちょっと身体を洗っていたりすると、にゅる~っとストーマから便が顔を出してくる。それを見たらすぐにトイレに直行し便を出し、また浴室に戻ってくる。そして身体を洗うのを再開して少しすると、またにゅる~っと出てきて・・・。なんと今日だけでこの繰り返しを10回やった。

そんなわけで、今日初めて便がストーマから出てくる瞬間を見届けた(^^;)。今まで便は知らぬ間に出ていたので、瞬間は見たことがなかったのだ。しかし観察していたらいろいろと気づくことがあった。まずはその速度だ。いったんうんちゃんが顔を出すと、けっこうそれからが速い。もたもたしているとその場にぽろりと出てしまうなんてことになりかねない。よって、顔を出し始めたら速攻でトイレに駆け込まなければならない。運よく我が家の場合はトイレと浴室が隣同士にあるので、それが可能であった。しかし今の時期はまだ暖かいから問題ないが、濡れた裸のまま何度も往復することになるので、冬はかなりきついと思う。またそのときになったら別の方法を考えねばならないだろう。

次に気づいたことは、ある程度踏ん張ればそれに乗じてうんちゃんも出てくるということだ。私が聞いていたのは、ストーマの場合はおなかに力を入れても排便には関係ないということであったが、今日実際に、おなかに力を入れればちゃんと出てくることをこの目で確認した。

ところで今日のような芸当が可能であったのは、便の硬さがちょうどよかったからであり、軟便だったら不可能であった。まさにここ最近の便の硬さは、完璧と言えるほどのものなのである(^^)。便秘と下痢に悩まされていたついこの前のことを思うと、信じられないぐらいの完璧な硬さの便が出ている。さすがに太さ的にはバナナというわけにはいかないが(^^;)。でもパウチからトイレに便を捨てるときは、りっぱなバナナである。これはどういうことなのか一般の人には分からないかもしれない。オストミーの諸君であればご理解いただけるであろう(爆)。

それからやはり湯船に浸かっている間はうんちゃんはおとなしくしてくれるようである。まだ今日で2回目なので確実とは言えないが、今日の私の感触ではそう感じた。なんとなくうんちゃんが顔を出しそうな気配があったのだが、湯船に浸かったところ動きがストップし、その代わり湯船からあがったらうんちゃんが顔を出し始めたのである。たまたまだったのかもしれないが、でもなんとなくそういう感触を身体に感じた。もしそうであれば、パッドなしで安心して入れるので、ぜひそうであって欲しい。とにかくもう少し私のストーマが小さくならないとパッドが使えないので、それまでは慌しい入浴を余儀なくされることであろう。

続きの記事へ
旧コメント | 目次
記事投稿日:
タグキーワード(AIで自動作成しています)
記事公開当時のコメントは上記「旧コメント」から御覧ください。新たなこの記事のご感想やコメントはTwitterハッシュタグ「みづきの記録」もしくは、フェイスブックのコメントへお寄せください。

続きの記事

(241) 水分摂取開始。無料個室へ移動
(244) やっぱり普通の味付けはおいしい!!
(245) 第一回目のおそそ
(247) やむを得ず魚解禁
(249) 骨シンチ検査で骨転移はなしと判明
(255) 夜中に急変で大騒ぎ!

著者プロフィール

みづき
1970年東京生まれ、女性。既婚。子供はなし。米国シリコンバレーのIT企業のCFO、および日本のコンサルティング企業の役員としてそれぞれ在職中。2006年1月、米国西海岸(シリコンバレー)在住中に癌を告知され、急遽帰国しました。現在は東京・新富町(築地の近く)の自宅にて末期直腸癌(ステージⅣ)で闘病中です。
この写真は、2005年12月8日、サンフランシスコのお世話になっている弁護士事務所のクリスマスパーティに出席したときのもの。これが最後の飲み会でした・・・。お酒をこよなく愛した私も、お正月以来一滴も口にしていません・・・。また飲める日が来ると信じてがんばります!