西洋医学に見放され、余命1年の宣告にも負けず、自己治癒力で勝負しています
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汗をかかないことを喜んでいた馬鹿な私

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依然パッチの副作用である眠気と吐き気は治まらないが、それでも昨日よりいくらかましになってきた。ただ「のぼせ」の副作用だけはまだ強く、今日の日中は少し暑かっただけでのぼせてぼーっとしてきてしまい、気持ち悪くなってしまったので、クーラーをつけて涼しくした。しかし、もともと冷え性なのと、ガンになって脂肪が削げ落ちたせいでものすごい寒がりになってしまったため、今度はちょっと部屋を涼しくしただけで身体が冷えてしまった。よって足元を温かくするために靴下をはいた。クーラーをつけていながら靴下を履くという・・・なんとも無駄なことをやっているが、頭を冷やす必要があるのでしょうがない。いずれにせよ、またまたやっかいな症状が出てきてしまったものだ。

しかし、このように副作用で悩まされてはいるものの、やはり痛みが軽いというのは人間のQOLを上げるものだ。8月の1ヶ月間は痛みで起き上がれず、1度も散歩に出られなかった。最近痛みのコントロールができてきて、ようやく1日1回の散歩ができるようになった。日中は排便にすべての時間をとられているので、落ち着くのはどうしても夜になってしまい、よって最近は夜の9時ぐらいから主人と一緒に散歩するというのが日課になっている。今日も9時過ぎから1時間弱歩いて、気持ちの良い汗をかいて帰ってきた。

そこで、今日の本題だが、今までの私はなんと愚かだったことか。よほど激しい運動をしない限り、夏の暑い盛りでも、ほとんど汗をかくことのなかった私は、そんな自分の体質を喜んでいた。確かに汗をかかないのはいつもさわやかだし、女性としては顔から汗をたらたら流し、シャツがびっしょり濡れているより、さらっと乾いていて涼しげにしているほうがおしゃれでかっこいいかもしれない。しかし今から思えば、そんなものは見かけの良さだけで、本質は単なる新陳代謝の悪い不健康極まりない身体であったのだ。そんなことも知らずに喜んでいた私は、本当に馬鹿であった・・・。

よって今は、汗をかいている人を見るとものすごく羨ましいし、自分としても汗をかくことを目標としている。そういう目で見渡せば、主人、私の母、義母、みんな健康な人たちは汗っかきだ。外をちょっと歩いただけで汗をかける人たちだ。ところが、やはり私はなかなか汗をかけない。主人と散歩していても、主人はだらだらと汗をかいているのに、私はさほどではない。というか、今日ぐらい蒸し暑ければそこそこ汗も出てくるのだが、ちょっと涼しいとまったく出ないときもある。だから、今となっては昔とまったく逆で、汗をかくとものすごい喜びを感じるようになった。それどころか、汗をかけたときに達成感さえ感じることがある(笑)。よって今日の散歩では汗をかけたので、より一層気持ちの良い散歩となった。

汗っかきのみなさん、汗をかくことはいやなことでもなんでもなく、むしろ健康で喜ばしいことなので、ぜひ自信をもっていただきたい。私も早く汗をかける人になれるよう、日々新陳代謝向上に努めていく次第である。

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著者プロフィール

みづき
1970年東京生まれ、女性。既婚。子供はなし。米国シリコンバレーのIT企業のCFO、および日本のコンサルティング企業の役員としてそれぞれ在職中。2006年1月、米国西海岸(シリコンバレー)在住中に癌を告知され、急遽帰国しました。現在は東京・新富町(築地の近く)の自宅にて末期直腸癌(ステージⅣ)で闘病中です。
この写真は、2005年12月8日、サンフランシスコのお世話になっている弁護士事務所のクリスマスパーティに出席したときのもの。これが最後の飲み会でした・・・。お酒をこよなく愛した私も、お正月以来一滴も口にしていません・・・。また飲める日が来ると信じてがんばります!