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痛みのケアを真剣に考えるときが来た

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ただいま朝の6時。初めてブログを書かずに寝た。昨日の夜は痛みもさることながら、精神的な落ち込みが大きく、とてもブログを書けるような状態ではなかった。昨日は夜10時ごろから、もうこれ以上便が出ないようにと、ベッドに横になって動かないようにしていた。というのも、いつまでも排便がとぎれることなく続き、痛みが激しくなってきたからだ。きちんと排便があるのであればまだいい。ほとんど排便とはいえないほどの量しか出ないのに、ただただもよおし、痛みが増すばかりの状態だったので、さすがにもうこれ以上この状態を続けていてもらちがあかないと判断したのだ。

昨日も両親が来てくれていて、私の痛みを少しでも緩和できればと、特に父が懸命にマッサージや指圧をしてくれた。そのおかげで10時ごろに少し落ち着いてきたのであった。本当はその足で海へ行く予定だったらしいが、あまりの私の悲惨な状況に、行く気力が失せてしまったらしく、そのまま家へ帰ってしまった。両親には申し訳ないことをした。ただでさえ、最近ほとんど毎日来てもらっているので、久しぶりに両親にも息抜きをしてもらいたかったのだが、私がその機会を奪ってしまった・・・。

そんなわけでいつもであれば12時ぐらいからブログを書き始めるのだが、昨日は精根尽き果て、そのまま起き上がることなくベッドに入っていた。しかし、おかげでいくらか眠れたようだ。夜中に何度も目が覚めたが、今こうしてブログを書いている朝6時までは、とぎれとぎれながらもけっこう眠れた。しかし、さすがに痛み止めが切れてきたらしく、痛みが強くて眠れなくなってきたので、一度起きてボルタレンを飲んだ。そしてボルタレンが効くまでの間はどっちみち眠れないので、こうしてブログ書いているという次第である。

痛みはガンの疼痛によるもので、肛門の強烈な痛みは昨日に比べればかなり落ち着いた。肛門も触れるぐらいの痛みになった。やはりガンでない痛みは治るのも早い。

しかし、さすがに痛みのケアを真剣に考えるときがきたようだ。排便コントロールさえつけば痛みのコントロールもできると思ってずっとその機会を待ちながら耐えてきたが、どうやらその機会はなかなか訪れてこないようだし、これ以上痛みに耐えることはかえって免疫力を損なう結果となり、本末転倒になりかねないからだ。完全に現在の生活はペースが乱れているし、散歩もまったくできず、ただただベッドに横になっているような生活ではガンに勝てない。そしてもっとも現在心配されているのは、私の精神状態だ。今日の私の半錯乱状態を見て、恐らく両親もかなりそれについて心配したと思うが、さすがに毎日毎日夜中独りで何時間も痛みに耐えている生活に、私の精神が耐えられなくなってきている。痛み自体は日中であれば耐えられるぐらいのものなのだが、やはり寝るには無理で、もう少し痛みが軽くならないと眠れない。父が、夜中に話し相手がいれば独りで耐えているよりはましなのではと、泊り込んで私の話し相手になってくれることを申し出てくれたのだが、今まで耐えてきたのであと2日ぐらいはなんとか耐えてみせると、とりあえず断った。月曜日は主治医の外来担当日なので、主人と痛みのコントロールの相談に行くことにした。そして今度こそ、緩和ケアに回してもらうよう強く交渉するつもりだ。今、私は消化器外科に通っているのだが、手術をするつもりはもうないので、あまり外科にいる意味はない。今の私に必要なのは「痛みをとること」。これ以上でも以下でもない。よって手始めにまずボルタレンを痛みのあるなしに関係なく、1日3回服用することにした。今までは痛みが発生しそうなときに前もってロキソを服用するという形をとっていたが、常時服用してみることにした。

ただいま朝の6時45分。ボルタレンの効き目が現れてきたみたいだ。さっきよりは痛みが落ち着いてきた。横になってみないと眠れるぐらいの痛みにまで落ち着いているかどうかは分からないが、とにかく効果は出ている。このボルタレンでうまく痛みがコントロールできれば、便秘の副作用はないし、これほどいいことはないのだが・・・。

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著者プロフィール

みづき
1970年東京生まれ、女性。既婚。子供はなし。米国シリコンバレーのIT企業のCFO、および日本のコンサルティング企業の役員としてそれぞれ在職中。2006年1月、米国西海岸(シリコンバレー)在住中に癌を告知され、急遽帰国しました。現在は東京・新富町(築地の近く)の自宅にて末期直腸癌(ステージⅣ)で闘病中です。
この写真は、2005年12月8日、サンフランシスコのお世話になっている弁護士事務所のクリスマスパーティに出席したときのもの。これが最後の飲み会でした・・・。お酒をこよなく愛した私も、お正月以来一滴も口にしていません・・・。また飲める日が来ると信じてがんばります!