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目標となる人物ができた

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昨日に引き続き今日も白金台へお出かけ。昨日は会長さんとの個人面談だったが、今日は東京いずみの会の定例会に初出席するためだった。昨日とほとんど変わらない格好で出かけたが、今日は昨日より一つだけグレードアップさせた(^^)。昨日はスポーツシューズだったが、今日はバッグに合わせて、黒の革靴を履いた。こうして少しずつ昔のようなおしゃれの感覚を取り戻していこうと思う。

昨日は「新たな目標ができた」であったが、今日は「目標となる人物ができた」。

今読んでいる本は聖路加病院院長の日野原氏が書いた本なのだが、生きるのが楽しくなる15の習慣の中に「自分の師となる人を見つけること」というのがあった。それ以外の14の習慣はだいたい私にも当てはまっていたのだが、どうしてもこの習慣だけは達成できていなかった。というのも、基本的に私の目標となるような人物とは、何歳になっても仕事をバリバリやっていて女性として美しく輝いている人、というのが今までの理想だった。だからどちらかというとビジネス成功者としてTVで取り上げられているような人たちが、ある意味私の理想であった。しかし日野原氏が言うには、目標にする人物ができた場合は、その人が書いた書物を読み漁り、その人物の弟子などからも話を聞き、徹底的に目標人物のことを研究すること、とあったので、ある程度は「ああ、この人みたいになりたいなあ」とは思っても、さすがにそこまでやろうと思う人物には今まで出会えなかったのである。

でもガンになってからは変わった。ビジネスをバリバリやっていることも重要だが、まずは健康でなければならない。そして多少ビジネスの成功を犠牲にしてでも、健康第一、心豊かに楽しく生きている人、そしてそれゆえきれいに年をとっている人、というのが私の理想の女性像となった。そして今日のいずみの会に講師として来ていた女性がまさにそういう感じの方だった。だからといってまだ彼女を「師と仰ぐ」までは至っていないが、当面の目標としては彼女が理想の女性になりそうだ。まず彼女の年齢を聞いてびっくりした。どう見ても60台にしか見えないのに、もう80歳近いという。背筋はぴーんと張っており、さすが社交ダンスが趣味というだけあって、立ち居地がきれいだ。肌もきれいでシミもあまりないし、ファッショナブルでとにかく「輝いていた」。そして声の大きさとそのパワーに圧倒された。中山会長も相当声が大きくパワフルだが、彼女の前ではさすがの中山会長も少々小さく見えた・・・。そのぐらいすごいおばあさん(失礼!)なのである。

そうそう、今日のいずみの会でまたまた私は「やってしまった・・・(^^;)」。一通りの質疑応答が終わった後、最後に中山会長が「それでは何か会に対する希望はありますか?」と聞いたので、はい!と大きな声で手を上げて「このように一方的に講師の方などのお話を聞くのもいいんですけど、(ガンの)部位別に集まって情報交換をする時間を多少とっていただければと思うんですが・・・」と意見を述べた。しかし過去にそういうことをやったとき、患者に混じってセールス目的で話し合いに入り込み、商品を売りつけるという行為が見受けられたので、会としてはそういう場は提供していない。しかし、もちろん2次会、3次会として勝手に集まってそういうことをやることは大いに結構だ。では早速今日からあなたが音頭をとってやったらいかがですか?(^^)と言われた。しかし、今日は義母が手伝いに来てくれているので、家に帰らないといけなかったので(母の日のプレゼントも渡したかったし)、「それでは(2ヵ月後の)次回の定例会では私が音頭をとってやらさせていただきます!」という流れになってしまったのだ・・・。昨日の発言といい、なんだかどんどんいずみの会にはまっていく・・・。別に悪いことではないし、大いにけっこうなのだが、現状治療に専念するために本業の仕事をセーブしているのだから、これでこっちの仕事が増えてしまったら本末転倒だ。いずれはボランティアでいずみの会を手伝っていきたいとは思っているが、今の私にはまだ時期尚早だ。だからこれ以上中心とならないように、少しおとなしくしていないとな。ついつい経営者魂というか、会の運営状態などが気になってしまい、それについて意見や改善提案などをしたくなってしまう。最近の私の悪い癖だ(^^)。

最後に私の体調報告。昨日の夜は残念ながらベッドに入ってから急に痛み出し、また夜中にロキソを飲んで寝る羽目に。でも今日は今のところ飲まずに過ごせている。いずみの会の3時間という長丁場にも耐えたし、しかも硬いイスに座りっぱなしでもなんとか大丈夫だった。円座を持っていこうかどうか迷っていたのだが、荷物になるからと家に置いたのを硬いイスを見たときはものすごく後悔したが、コートをクッション代わりにしてなんとかしのいだ。今もちょっと痛いので、もしかしたら寝られないかもしれない。まあそしたらロキソを飲んで寝ればいいじゃないか。ということで、おやすみなさい。。。

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著者プロフィール

みづき
1970年東京生まれ、女性。既婚。子供はなし。米国シリコンバレーのIT企業のCFO、および日本のコンサルティング企業の役員としてそれぞれ在職中。2006年1月、米国西海岸(シリコンバレー)在住中に癌を告知され、急遽帰国しました。現在は東京・新富町(築地の近く)の自宅にて末期直腸癌(ステージⅣ)で闘病中です。
この写真は、2005年12月8日、サンフランシスコのお世話になっている弁護士事務所のクリスマスパーティに出席したときのもの。これが最後の飲み会でした・・・。お酒をこよなく愛した私も、お正月以来一滴も口にしていません・・・。また飲める日が来ると信じてがんばります!