西洋医学に見放され、余命1年の宣告にも負けず、自己治癒力で勝負しています
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病人でもおしゃれは重要!?

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私はもともとあまりおしゃれには気を遣わないほうだが、入院中はそれが顕著であった。どうせ2週間の入院だし、病人なんだし、おしゃれなんかする必要ないと思っていた。だから、かわいいパジャマとか買わずに、祖父が入院していたときの男物の着物を寝間着代わりに着ていた(そもそも入院の手引きに前あきの寝間着を用意するようにと書いてあったので)。しかも私は女性なのに身長173㎝もあり、女性らしいかわいらしさもないので、下手すると男に間違えられていたかもしれない(笑)。しかし、点滴もはずれ、もう前あきの寝間着でなくても良くなったので、家からスウェットを持ってきてもらい着てみると、年齢相応の女性らしくなり、明るい感じになった。

手を大きく振りながらいつものように病院内をぐるぐるウォーキングしていると、あるおじさんが声をかけてきた。「君、ずいぶんと元気になったねえ。術後管理棟で着物着て歩いていた子でしょ?見違えちゃったよ」。別の日にまた別のおばさんから同じ事を言われた。やっぱり着るもので印象もずいぶん変わるんだな。そして「元気になった」と言われたことが、私の活力になり、余計にウォーキングに力が入り、すべてが良い方向に向かった。ウォーキングもスリッパでぺたぺた歩くのではなく、シューズを履いて歩いた。そのほうがぜんぜん歩きやすいし、スピードも出る。階段の上り下りまでこなした。自分でもびっくりするぐらい元気になった。恐らく町中で私を見かけたら、誰も末期ガンの患者だとは思わないであろう。そのぐらい元気になったのだ。よってこのとき、病人だからと病人くさい格好をするのではなく、おしゃれすることで身も心も明るくなるものだと感じた。一応髪の毛だけは入院前に美容院に行ってカットしてきちんと染めたんだけどね(^^;)。

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(33) 下手に痛いなどと言うべからず
(35) さらに追い打ちをかける医者からの一言
(36) 西洋医学との決別
(37) 退院したくない!
(38) 治療方針の決定、主治医は主人
(39) 自分の恵まれた環境に感謝!

著者プロフィール

みづき
1970年東京生まれ、女性。既婚。子供はなし。米国シリコンバレーのIT企業のCFO、および日本のコンサルティング企業の役員としてそれぞれ在職中。2006年1月、米国西海岸(シリコンバレー)在住中に癌を告知され、急遽帰国しました。現在は東京・新富町(築地の近く)の自宅にて末期直腸癌(ステージⅣ)で闘病中です。
この写真は、2005年12月8日、サンフランシスコのお世話になっている弁護士事務所のクリスマスパーティに出席したときのもの。これが最後の飲み会でした・・・。お酒をこよなく愛した私も、お正月以来一滴も口にしていません・・・。また飲める日が来ると信じてがんばります!