西洋医学に見放され、余命1年の宣告にも負けず、自己治癒力で勝負しています
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人生でやり残したことは?と言われればこれ

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長野在住の友人が送ってくれたりんご

私はバラエティ番組はめったに見ない。どうも根っからのビジネスウーマンのようで、だいたい私が好んで見るTV番組は、ビジネスや経済番組が多い。中でもビジネスで成功した人の話は大好きで、最近ではよく日曜日の夜9時54分から12チャンネルでやっている「ソロモン流」や同じく12チャンネルの月曜日夜10時からの「カンブリア宮殿」という番組を見ている。ビジネス系以外では旅行番組が好きだ。一番のお気に入り番組は、土曜日の夜6時半から10チャンネルでやっている「ポカポカ地球家族」という番組だ。ただしTVだけをぼーっと見ている暇はないので、必ずTVは録画しておいて、食事するときに見ることにしている。それに、必ずその時間に体調がいいとは限らないので、その理由からも録画しておくのである。

今日はソロモン流を見たのだが、今回の賢人(ソロモン流では番組で取り上げた人物をそう呼んでいる)はGlobe(音楽グループ)のマーク・パンサーだった。最近GlobeをTVで見ないなあと思っていたら(そもそも音楽番組やTVそのものをほとんど見ないので見ないのは当たり前か(^^;))、彼は現在はGlobeの活動よりもむしろビジネスに力を入れているとのことであった。そしてそのビジネスの内容も、子供服ショップ経営やレストラン経営、モデル業、結婚アルバム作成プロデュース業と、かなり多岐にわたっている。そして3年ほど前に石垣島に自宅を建てたので現在は石垣島に居住しており、仕事のときだけ東京に来るというスローライフを送っているとの事であった。当然石垣島の自宅は1000坪の土地にプール付という豪邸なのだが、最も羨ましいのは、1年中半そで半ズボンで過ごせる温暖な気候及び目の前に広がるすばらしい海を見ながらのゆったりとした優雅な生活であった。ちなみにここでいう優雅とは、経済的な優雅さというより、精神的な優雅さである。そして私は主人にも事あるごとに言っているのだが、とにかく寒いのが大嫌いなので、温暖な土地に住みたいという希望を常に強く心に抱いている。海が見えれば言うことないが、でもそれは私にとっては絶対条件ではない。とにかく温暖であれば山の中でもぜんぜんかまわない。

彼の生活を見ていて「これだ!」と思った。私が求めているものは、まさに彼のようなスローライフである。しかしスローライフと言っても、私の求めているのは決してただのんびりゆったり過ごせればいいというのではなく、やはりビジネスでの成功が前提になければならない。金銭的な余裕があってこそ、仕事にあくせくしなくてもいい環境が生まれ、故にのんびり好きな場所で好きなように暮らすことが可能になるのである。マーク・パンサーはまさにそれを実践している人であった。月の半分は石垣島でのんびり過ごし、半分は東京で暮らす。それによって程よい緊張感が生まれるのでかえって仕事にも精が出るし、そして島へ帰れば心癒され、健康的な生活を送りながら充電できるのである。

以前このブログで「生きるための強烈な動機となるものがない」という話をしたが、今日それを見つけた。まさに「主人とスローライフを実現すること」である。ちょうど私のガンが発覚した直後、まだアメリカに住んでいたとき、主人とそんな話をしていたことをついさきほど思い出した。ガンが発覚した直後は、まだリサーチもままならず、ガン=即、死 というイメージだったので、私も主人もものすごく死を意識していて、私の人生は36年の短い人生だったなあ・・・みたいな話をしていた。そしてそのとき、人生でやり残したことといえば・・・みたいな話もしていて、私の答えは、海外旅行にもたくさん行ったし、夢であったアメリカに住むということも実現できたし、これといって特にやり残したことはない、かなり満足いく人生だった、でも唯一やり残したことがあるとしたら、主人と一緒にビジネスを成功させて、ロスアルトスヒルズ(シリコンバレーの超高級住宅地)に豪邸を建ててのんびり暮らすという夢を果たせなかったことぐらい・・・という答えであった。

そう、まさにこれであった。今日マーク・パンサーがそのことを思い出させてくれた。そして明確な目標が見つかったら、なんか身体の奥から力が沸きあがってくるのを感じた。我々の成功を見るまでは死ねない!主人と一緒に家のインテリアを考えたり、家具を選んだりして、自分たちで初めて建てる我が家(一応豪邸の予定(笑))をこの目で見るまでは死ねない!主人と一緒にのんびり過ごす日々を体験するまでは死ねない!!今日そう強く思った。

最後に12チャンネルのTV番組の話が出たので、私のかわいい後輩のためにこの場を借りて少々宣伝を(^^)。毎週土曜日12チャンネルの夜10時から「美の巨人たち」という美術番組があるのだが、私の大学のゼミの後輩が制作に関わっているので、どうぞ見てやって欲しい。どうしても美術番組なので地味になりがちであるが、週ごとにテーマを決めてじっくりと作ってあるなかなか良い番組であると思う。私も含め美術に興味がない人には少々退屈な番組だとは思うが、でもそうやって世の中の人たちがバラエティ番組ばかり見てしまうと、視聴率のとれない秀逸な番組がどんどん姿を消していってしまうことになる。民放にそれをやれというのはなかなか酷なことであると思うが、それが唯一できるのがNHKなので、NHKにはぜひがんばって欲しいと思う。NHKは視聴率など気にせず、国民のためになる番組を制作するべきだ。民放が制作するような番組は完全に民間に任せておけばよいのだ。最近NHKも視聴率を気にしてか、若者向けのくだらない番組に傾きがちなので、私は非常にそれを憂いている。

後輩の番宣をしてあげるだけのつもりが、話がどんどん違う方向になってきたので、今日はこの辺でやめておこう。こういう話をし出すと、いくらでも書けるので(^^;)。それではおやすみなさい。

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著者プロフィール

みづき
1970年東京生まれ、女性。既婚。子供はなし。米国シリコンバレーのIT企業のCFO、および日本のコンサルティング企業の役員としてそれぞれ在職中。2006年1月、米国西海岸(シリコンバレー)在住中に癌を告知され、急遽帰国しました。現在は東京・新富町(築地の近く)の自宅にて末期直腸癌(ステージⅣ)で闘病中です。
この写真は、2005年12月8日、サンフランシスコのお世話になっている弁護士事務所のクリスマスパーティに出席したときのもの。これが最後の飲み会でした・・・。お酒をこよなく愛した私も、お正月以来一滴も口にしていません・・・。また飲める日が来ると信じてがんばります!