西洋医学に見放され、余命1年の宣告にも負けず、自己治癒力で勝負しています
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やっぱり3日目だった・・・

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予想通りやっぱり3日目だった。3日前のカマ(緩下剤)増量の効果がようやく本日現れ始めた。まだまだ便秘解消というにはほど遠いが、それでもその兆しは見え始めたので、精神的には少し救われてきた。

しかし、なんといってもつらい。苦しい。痛い。なぜならカマの効果が現れてきたということは、イコール下痢の兆候が出てきたということだからである。今日も一日、おなかはぎゅるぎゅるでものすごい不快感、1回で大量に出てくれればいいのに、少量ずつ頻繁にもよおすので、そのたびに通過痛で苦しんだ。今日一日のスケジュールは、圧迫痛→排便→通過痛→落ち着いてくる→食事→圧迫痛→排便・・・まさにこれの繰り返しであった。12時間もずっと1時間おきにこれを繰り返しているのだから、いささかうんざりしてくる。

それにしても、薬の効き方というのは、人によってまちまちだ。カマももう少し早く効いてくれればいいのだが、私の場合おもしろいぐらいにきちんと3日かかる。効く人は半日で効くらしいし、しかも通常はもっと少量でいいらしい。私は通常の2倍の量飲んで、さらに3日かかるのだ。もっと早くに分かれば調節が楽なのになあ・・・。

そうそう、今日は私の思いが通じたとしか思えないことがあった。本来なら「思いが通じた」とは「便秘が解消された」ことであって欲しいのだが、さすがにそうはうまくはいかない(苦笑)。でも、今日来ないはずの母が来てくれたのだ。

実は昨日は本当に精神的に参っていて、夜の10時ごろ母の助けが欲しくて、電話の受話器にまで手が伸びた。しかし、思いとどまった。なぜなら今から呼び出したところで、便秘が解消されるわけでも、痛みが和らぐわけでもないからだ(精神的な安心感からもしかしたら痛みは和らぐかもしれないが)。しかも、夜の10時である。いくらなんでも死ぬかどうかっていう緊急事態でもないのに、そんな時間に呼び出すのは甘えるにもほどがある。それならせめて翌日(つまり今日)に来てもらおうかとも思ったが、翌日も母の唯一の楽しみの山登りの日であったので、それをキャンセルさせてしまうのはかわいそうだと思い、ぐっとこらえた。でもその分主人が一生懸命ケアして癒してくれたので、なんとか夜も眠ることができた。

すると今日突然、山登りに行っているはずの母から電話がかかってきて、今から父と一緒に来てくれるというではないか。実際山へは行ったのだが、天気が悪くて登れず、中止して帰って来たらしい。今日も上述の通りかなり大変な思いをしていたので、この申し出は大変うれしかった。私の思いが通じて、山に雨を降らせたのだろうか???(^^)

しかしうちの両親も普段の行いが良いせいか!?、タダでは転ばないというか、ラッキーというか、中止して帰ってきたことがさらなる幸運を呼んだのである。私との電話を切ったあとに、これまた突然父の友人から電話がかかってきて、パーティ(夕食)に本日招待されたのだ。パーティといっても単なるパーティではない。なんと六本木ヒルズに住む友人の自宅でのパーティで、すし職人を自宅に招いての寿司パーティだというではないか!!う・羨ましすぎる~~!!寿司食べ放題、おいしいお酒飲み放題。さらにすばらしい夜景付。これ以上の幸せはあるであろうか???

ちょうど両親がパーティを楽しんでいるであろう時間帯、私は痛みでベッドで苦しんでいるときであったので、くっそー、今頃おいしいお寿司を食べているんだろうなあと恨めしく思ったが、まあ今日来てくれたし、明日も来てくれるとのことなので、よしとした。両親もそのぐらいのご褒美がないとやっていられないであろう(^^)。明日こそ便秘が解消されますように!!

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著者プロフィール

みづき
1970年東京生まれ、女性。既婚。子供はなし。米国シリコンバレーのIT企業のCFO、および日本のコンサルティング企業の役員としてそれぞれ在職中。2006年1月、米国西海岸(シリコンバレー)在住中に癌を告知され、急遽帰国しました。現在は東京・新富町(築地の近く)の自宅にて末期直腸癌(ステージⅣ)で闘病中です。
この写真は、2005年12月8日、サンフランシスコのお世話になっている弁護士事務所のクリスマスパーティに出席したときのもの。これが最後の飲み会でした・・・。お酒をこよなく愛した私も、お正月以来一滴も口にしていません・・・。また飲める日が来ると信じてがんばります!