西洋医学に見放され、余命1年の宣告にも負けず、自己治癒力で勝負しています
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ユニークなクリニック

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昨日書いたとおり、今日は徹底的な血液浄化を唱えているクリニックの初診に行った。病院スタッフも「院長先生は建物などにお金をかけない性格なので、このように古い建物なんです」と言っていたが、まさにそのとおりで、今時珍しくトイレも和式だし、とにかくぼろい。がんセンター、聖路加病院と、きれいで最新の病院にばかり通っていたので、私にとっては特に汚く映った。それにとにかくすべてがローテクだ。カルテも手書きだし、診察室といっても個室ではなく、待合室の一角についたてで仕切られているだけのものだから、診察内容が他の患者に丸聞こえだ。私はあまりそういうのを気にしないのでかまわないが、人によってはいやがるかもしれない。

前置きで、どうでもいい施設の設備の話になってしまったので、肝心な治療の話にしよう。このクリニックの場合、治療というのはやっていないので、治療という言い方は適切ではないかもしれない。よってコンサルティングとかアドバイスという言葉が適当かもしれない。今日の検査項目は身長、体重、体脂肪率、握力、肺活量、尿、血液、骨密度、あとユニークなのは経絡に電流を通してつぼを刺激しグラフを作る検査があった。そして驚きだったのは、このグラフだ。院長の診察で、院長先生は私が直腸ガンだということを知らずに、このグラフを見ただけで「大腸に一部負担がかかっている」と言い当てたのだ。恐らく大腸にガンがあるため、電流がそこだけ流れにくかったのであろう。そういうことがきちんとグラフに現れているのだ。その他、肝臓、腎臓、婦人科系の働きも落ちているとも言われた。そしてさらに、がんセンターなど西洋医学での血液検査では、私の場合血液だけ見ると健康な人と同じだと言われていたが、ここでは血液検査からでも私はまったくの不健康な人だそうだ。もちろん実際ガンになっているのだから健康であるはずがないのだが、同じ血液でこうも見方が違うのかと驚かされた。また血液の写真も見せてくれ、薬剤が紫色で残っているとか、排毒の痕?なども見せてくれた。非常にユニークな見方だ。そして徹底的に(化学的な)薬を批判する。もちろん抗ガン剤などもってのほかだ。でも私の場合の酸化マグネシウムや痛み止めなど、どうしても飲まないとやっていけない場合もあるので、飲むなと言われても無理なものもあるが、まあとにかく飲まないに越したことはないということを強く主張している。私の後の患者さんは、断片的にしか聞いてなかったので分からないが、どうやら肺ガン治療で放射線をやっているらしく、徹底的に批判されていた。さらにいろいろな薬を飲んでいるらしく、その薬を止めない限り病気は治らないよとまで言われていて、でも患者さんは薬を飲まないわけにはいかない状況のようで、半分喧嘩のような感じになっていた(笑)。まあ私もこのクリニックにすべてを任せようとは思っていないが、経過観察をしていくのはおもしろいなと思った。しばらくはここに通ってみようと思う。

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(52) がんセンターから聖路加へバトンタッチ
(54) とうとう抗ガン剤投与開始!
(53) 痛みのメカニズム
(55) ガン仲間のお見舞いでがんセンターへ
(56) またもやマッサージに救われた
(57) 口内炎が痛い

著者プロフィール

みづき
1970年東京生まれ、女性。既婚。子供はなし。米国シリコンバレーのIT企業のCFO、および日本のコンサルティング企業の役員としてそれぞれ在職中。2006年1月、米国西海岸(シリコンバレー)在住中に癌を告知され、急遽帰国しました。現在は東京・新富町(築地の近く)の自宅にて末期直腸癌(ステージⅣ)で闘病中です。
この写真は、2005年12月8日、サンフランシスコのお世話になっている弁護士事務所のクリスマスパーティに出席したときのもの。これが最後の飲み会でした・・・。お酒をこよなく愛した私も、お正月以来一滴も口にしていません・・・。また飲める日が来ると信じてがんばります!