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自分のことを考える時間を持とう

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昨日ブログに書いたとおり、今日は便秘解消に朝から大忙しだった。結局夜は圧迫痛でよく眠れず、これ以上ベッドに横になっていても眠れないと観念し、朝5時に起きた。それから3時間、たまっていた仕事をこなしながら便意を待ったが、一向にその気配がない。おかげでかなり仕事がはかどった(^^;)。ようやく朝9時になって少し便意を感じトイレに入ったが、便秘解消されるほどではなく、今日は朝と夜の2回もエネマをやって、なんとか難を逃れた格好だ。それでもまだ完全にすべてを出し切ったわけではないので、また明日も排便に苦労しそうだ。しかし、その一方で明るいニュースもある。昨日、今日と痛みが軽かったので、ロキソを1回飲むだけで1日過ごせたことだ。いつも必ず排便後にくる痛みも、この2日間だけはさほど強い痛みが来なかったので、痛み止めなしでちょっと我慢するだけでやり過ごせた。毎日同じように生活し、排便状況もさほど変わらないのに、なぜ痛みの強さがこうも変わるのかといつもながら不思議である。

さて、今日はこんなことを書きたいのではない。久しぶりに長時間仕事をしてみて、ふとお客さんのことばかりを考えている自分に気がついた。そうだ、思い起こせば大学卒業してからというもの、私はいつもお客さんのことばかり考えていた。銀行時代は最たるものであった。仕事中はもちろんだが、通勤の電車の中でも、ごはんを食べながらでも、はたまたトイレに座っているときでさえ、常に今日はどのお客さんのところへ行こうか、あのお客さんの案件の進捗はどうなっているだろうか等、営業をやっていた私はそんなことばかりを考えていた。銀行を辞めて今の主人の会社を手伝うようになってからも、お客さんのことや、社員のこと、資金繰りのこと、取り掛かっている仕事のこと、また主婦業もあるため、今日のおかずは何にしようか、洗濯や買い物はどのタイミングでやろうか等、そんなことばかりを考えていた。

要するにいつも「自分以外のこと」ばかり考えていたのだ。

しかし、今の生活はまったくその逆で、毎日自分のことばかり考えている。自分の体調のこと、自分の今日のスケジュールのこと、自分の将来のこと、自分の食事のこと等・・・。これってものすごく幸せなことで、そして人間にとって必要なことなのではないだろうか?

「自分のことを考える時間を持とう」

これは特に、妻としてママとして大忙しの私の友達に送りたい言葉である。恐らく彼女たちは、一日中子供のことばかりを考えていて、自分のことを考えることなどないだろうから。昔の私がそうだったように。

でも、ほんの少しでも自分のことを考える時間が持てたら、それだけでも少し幸せな気分になれると思う。今の私がそうであるように。

ぜひ自分のことを考える時間が持てていない人は、意識してそういう時間を作るようにしたらいいと思う。寝る前のほんの数分でもいい。特に寝る前の数分は、精神に作用する意味で非常に重要な瞬間だそうだ。これはイメージ療法として紹介されている。よって私も必ず寝る前の数分は、自分の病気が良くなるイメージを描いたり、自分の行きたい方向を思い描いたりしている。

そして逆に私は、まだ今の時点ではこれでもいいかもしれないが、少し余裕が出てきたら、自分のことばかりを考えるのではなく、また以前のように他人のことも考えられる人にならなければいけないと思う。でもとにかく今は、自分のことだけを考えて生きていられる自分に幸せを感じる。

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著者プロフィール

みづき
1970年東京生まれ、女性。既婚。子供はなし。米国シリコンバレーのIT企業のCFO、および日本のコンサルティング企業の役員としてそれぞれ在職中。2006年1月、米国西海岸(シリコンバレー)在住中に癌を告知され、急遽帰国しました。現在は東京・新富町(築地の近く)の自宅にて末期直腸癌(ステージⅣ)で闘病中です。
この写真は、2005年12月8日、サンフランシスコのお世話になっている弁護士事務所のクリスマスパーティに出席したときのもの。これが最後の飲み会でした・・・。お酒をこよなく愛した私も、お正月以来一滴も口にしていません・・・。また飲める日が来ると信じてがんばります!