タイプ (たいぷ)
国立がんセンターでの初診
初診にこぎつけるまでにいろいろとエピソードがあるのだが、ここではそれは割愛する。とにもかくにもある方々のご尽力のおかげで、日本帰国早々にガンセンターでの初診を受けられることになった。まさかガンセンターの診療券を自分の名前で作ることになろうとは夢にも思わなかったが、実際診療券を手にして、自分のガンとの闘いが今日から始まるのだなという、何か覚悟みたいなものが芽生えた。と同時に、ホテルみたいな病院を目にし、自分の家から近く(なんと徒歩でも20分くらい!)、こんな素敵な、そしてガンに関しては日本で一番のところに罹れることに喜びを感じた。恵まれた環境にあるなーと思った。そしてここで治せないのならもうあき [… 続きを読む]
おいしいものには毒がある
私の食事療法におけるキーワード・・・それが「おいしいものには毒がある」だ。以前、食事療法の指導を受けに行ったある病院の内科医が言っていた。「とにかくまずいもの食ってりゃいいんだよ」(笑)。これには母と一緒に笑った。ほんと、確かにそうだ。ちょっとおいしいなあと思うものには、必ず化学調味料や添加物が入っている。そして私の場合、かつおだしや砂糖も使えないので、余計に味付けが普通よりまずくなる。せめてこの2つだけでも使えるようになると、かなり助かるのだが・・・。
昨日買ってきた玄米パンを早速今日のお昼に食べてみた。パンを食べるなんて何ヶ月ぶりだろう。がんセンター入院中を最後に一切食べてないから、ちょう [… 続きを読む]
今回の腸閉塞騒動を振り返って思うこと
今日は痛みも比較的軽く食欲もばっちりで(むしろ食べ過ぎの傾向 !?)、体調よく過ごすことができた。つくづく思うが、普通におなかがすいて、おいしく食べられて、食べた後痛むことも苦しむこともなくて、排泄もきちんとできて、夜はちゃんと眠ることができて、朝は気持ちよく目覚めることができる・・・こんなごく当たり前のことができるだけで人間こんなにも幸せな気持ちになれるのだと。これもガンになってそんな当たり前のことすらできない体験をしたからこそ、幸せを感じ [… 続きを読む]
肩の力の抜きどころがなんとなくではあるが分かり、気持ちがすっきり
最近に限らず前からコメントとして多くの方からいただいた言葉、そして母にもよく言われるのが「もう少し肩の力を抜いて、気楽にやっていったら?」という言葉である。自分ではけっこう気楽にやっているつもりなのだが、やっぱり傍から見るとそうは見えないのであろう。生真面目でストイックで合理的で・・・そしてそれによって自分をときには追い込んでしまう・・・。自分としては自分が自分を追い込んでいるとは思っていなかったのだが、最近そうなのかもしれないと思うようになってきた。肩の力を抜く必 [… 続きを読む]
初めて腸の粘液を見た
父の友人が千葉から送ってくれたお花 今日初めて腸の粘液というものを見た。しかし見てすぐにそうと分かったのは、ガン情報交換掲示板(スレッド53)で前もって情報をインプットされていたからだ。そうでなかったら何がなんだか分からなかっただろうし、それよりもびっくりして病院に電話していたかもしれない。つくづく情報はありがたいと思った。 ちなみに私のストーマは、単孔式・双孔式とあるうちの双孔式と呼ばれているもので、上下に2つ穴(=肛門)がある。通常便やガスは上の穴から [… 続きを読む]
撃沈時間がなんと7時間
<写真の説明>友人が贈ってくれた本。左の絵本は糖鎖について調べていて見つけた本らしい。糖鎖という新たな言葉が興味深い 今日は午前中にブログが書けなかったのが運のつきであった。今寝る前にようやく起き上がって書いているが、結局この時間になると痛い話になってしまう。しかも今日に至ってはタイトルの通り、7時間も撃沈するほど調子が悪かった一日であった。もちろんレスキューの塩酸モルヒネは飲んだ。にもかかわらず今日はまっ [… 続きを読む]
分かってはいるけどきつい質問だった・・・(^^;)
<写真の説明>デュロテップパッチ(貼るタイプの医療用麻薬)を貼った私の足。貼った日と交換の日を書いておくのが笑える(^^;) 今日は緩和ケアの外来だったのだが、話の中で懐かしのデュロテップパッチの名前が出てきたので写真を掲載してみた(^^)。この写真でどのようにデュロテップパッチを使うのかみなさんも分かったと思うが、そう、本当に貼るだけなのだ。身体に貼るだけで麻薬が皮膚から吸収されて痛みがとれるなんてまったく驚きであろ [… 続きを読む]
血管内治療の道、断たれる
<写真の説明>友人からの手作りパン。黒ゴマプルーンロール、グリーンレーズンとくるみのりんごパン、ドライアプリコット&ドライフィグのスティックパン 今日は血管内治療のカウンセリングの予約を入れていた新横浜のMクリニックに行った。しかし結論を先に言うと、残念ながら血管内治療の道は断たれた。私が希望していた塞栓術は、大腸には危険なので利用できないからである。血管を完全に塞いでしまうとがん細胞は壊死するが、壊死したガン [… 続きを読む]