西洋医学に見放され、余命1年の宣告にも負けず、自己治癒力で勝負しています
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肺に水が溜まって息苦しい・・・ へのコメント

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コメント

yas
2007-08-26 09:00:15
肺機能、よく相談されているのですね。良かったです。痛みもコントロールされていて。。

親戚に重度のリウマチで、車椅子の年配の女性がいるのですが、その治療法で私の母が人工骨(手術)の話をしたらしいのです。そこで私が母に言ったのが、それで病気が治るのか、ということです。リウマチと言えば、免疫の疾患です。wikipediaで見た所、最近の治療法では、免疫系のサイトカインが鍵のようです。

余談ですが、数百種あるサイトカインの中には、先日の、アポトーシスを起こすもののうちの、免疫系物質もあります。サイトカインはサイトカイン遺伝子が合成するそうです。CTLがウィルス感染した細胞を殺すパターンは、CTLが細胞内のFasを刺激して起こるそうで、Fasもアポトーシスを起こす物質になります。これらを癌細胞で考えると、ちょっと働きにくいところがあるのかもしれませんね。私の想像もありますけれども。

正確に書こうとしたら、ややこしくなりました。すいません。

こちらのブログからはいろいろ学びました。

母には、勧めるなら、免疫を元に戻すような治療法(薬を含む)だと言っておきました。

みづき
2007-08-26 17:17:40
yasさん、いつもコメントありがとうございます。私の信じている世界では、リュウマチもガンも同じ生活習慣病という位置づけです(ついでに糖尿病も)。よってOクリニックではリュウマチも食事療法で治します。要するにyasさんもおっしゃっているとおり、免疫を上げればいいということになるのでしょうね。とりあえず参考までに。

岸本さん、ありがとうございます。アドバイスの通り呼吸をしてみたら楽にできました。ありがとうございました。

2007-08-27 14:39:25
ここに投稿した人は皆みづきさんにアドレスを知られているのですか?個人情報がこんなに安易に手に入れられるなんて驚いています。

メロン
2007-08-27 15:21:26
ご存じの方も多数いらっしゃるとは思いますが、IPアドレスは投稿だけでなく、ホームページ閲覧時のアクセスログからや、メール送信フォームからのメール受信時にも取得できます。ちなびにIPアドレスだけでは個人を特定できませんので個人情報には該当しません。

マリア
2007-08-28 10:51:20
私の母も重症の悪性リウマチで長年車椅子の生活をしておりました。 どんどん骨が破壊され、ベッドで寝ていても膝、股関節などひどい痛みに苦しみました。 リウマチは癌ではないのでモルヒネは使用できませんので、除痛にも限度がありました。その痛みは「虎に噛み付かれているみたい」と言っていました。

その時、人工関節のお話を聴いて、手術を受けました。一時的にでも劇的にESRなどが下がり、全身状態は好転し、何よりも良かったのはベッドで寝ている間は痛みは感ぜず、トイレまでは松葉杖で行けるようになった事です。

根本的に治療できればその方が良いのですが、母はあらゆる治療も功なく、その他「これが効く」という情報があれば、食事療法も含めて全てやりましたが、なかなか寛解には到りませんでした。本人が毎日痛みに耐えかね、鎮痛剤の効くのを時計と睨めっこをしてみて待ち、自分で立ち上がる事も出来なかった生活から離脱できたのは本人のQOLの為にとても良かったと思います。

又、リウマチは癌と正反対で、体の中で免疫反応が異常に働き、自分の骨や筋肉を破壊してしまう病気ですので、免疫を下げる治療をします。その結果、癌にかかるリスクが高くなりますので、気をつけてあげて下さい。

yas
2007-08-28 18:35:10
マリアさん、ご心配ありがとうございます。

私の母だけでなく父もそうなのですが、問題はそれ以前でして、骨が変形しているならそれを治せばいいという発想しか無かったようなのです。まず母や父には、リウマチは免疫の疾患であり、手術しても根本的には治らない、ということを知らせないといけなかったのです。いきなり手術ではなく、まず免疫を元に戻すような治療法を勧めなければいけないはずですよね。知っていたとは言いませんでした。ポカンとしてました。

問題がもうひとつありました。

伯母(リウマチ患者本人)の旦那さん(母の兄)に、私の父が言われたそうなのです。「手術して何かあったらどうしてくれるの、そんな話はさせないでください。」と。話した母にではなく、なぜか父へ。

以前母が紹介した病院について、その後さらに他の病院へ伯母が行ったとき、「何でそんな病院へ行ったんだ。」と医者に言われたそうなのです。それも伯父が父に言っているのです。

父は伯父に言われた2つを母には言っていませんでした。治療法を選ぶのは本人であり、恨まれる事でもないですから、本来は。

で、両親がもめていたわけです。怒鳴り合いです。(笑)

私としては、この件で、目の前で、両親に亀裂が入っているのをまずなんとかしないといけなかったわけです。父の伯父への嫌悪感も取らなければなりません。

私は両親に、伯父は病気の事を良く知っていて、免疫の病気である事も知らずに手術を勧めてはいけないでしょ、と言いました。私にこういう事が出来たのが、こちらのブログで、根治治療と対症療法を学んだからです。そんな区別は、一年前の私には有りませんでした。病気になったら医者へ行けばいい、だけでしたから。

伯母は30年近い闘病です。母に電話をしてくるのは手術を後押しして欲しいからかもしれません。ですが、私は調整役として、今回は、そういう行動を選択したわけです。「手術を勧めてもいいんじゃない?」とは、伯父、父の事を考えれば、とても言えませんでした。

母とまた話してみますよ。

伯母の状態も知らないとね。

佐藤
2007-08-28 20:51:23
>マリアさん

免疫学者の安保轍氏は膠原病(慢性関節リューマチ、SLE、橋本氏病、皮膚硬化症、皮膚筋症、ベーチェット、シェーグレン、甲状腺機能亢進症、自己免疫性肝炎などなど)に関して以下のように述べています。

参考までに。

「免疫革命」P169~173から。---------------------------

じつは、膠原病に関しては、いままでの病態把握が完全にまちがっていました。免疫が強すぎて自己攻撃しているのだ、と把握していたのです。だから免疫抑制剤、ステロイドなど、徹底して免疫を抑制する薬を治療に使ってきました。ところが、私が自己免疫疾患の一つとして膠原病を研究していくと、じっさいには免疫の抑制状態で病気がおこっていたことがはっきりしてきました。病気を把握する考え方がまったく逆だったのです。

 膠原病では、自己抗体や自己応答性T細胞がでています。このことが、謎を解くきっかけになりました。自己抗体や自己応答性T細胞は、病気以外の状態ではどういうときにでるのだろうか、と考えてみると、まず、老化で生理的に必ずでます。これは、胸腺が縮まって新しい免疫システムの力が低くなったときです。それから、妊娠後期でも自己抗体がでてきます。妊娠のときには、新しい免疫システムの中枢である胸腺が縮まって、顆粒球とか古い免疫システムが力を発揮システムが力を発揮するからです。また、激しいストレスにさらされると、ステロイドが分泌されて胸腺が縮まりますが、組織破壊が起こるようなひじょうに強いストレスになると、やはり自己抗体がでます。生理的な老化でも、自己抗体が出現します。あとは、慢性GVH病という骨髄移植したあとに起こる病気で自己抗体がでるのですが、その場合も胸腺が縮まって、古い免疫系が免疫をつかさどるようになって、穎粒球が増えてきます。つまり自己免疫疾患というものはみんなそうなのですが、胸腺が縮まって進化したT細胞とB細胞が抑制され、ふだん隠れていた古い免疫システムの反応が前面にでてきたときに、目己抗体が産生されたり、自己応答性T細胞がでてきて病態をつくっているのです。ものごとには、絶対によいものとか、絶対に悪いものというのはあり得ません。これから述べていくように、膠原病の病態は、患者にとってはつらく苦しいものですが、同時にそれは、異常自己をとりのぞくためのプラスの生体反応として起こっている可能性があるのです。

 膠原病が発症するきっかけは強いストレス

 さらに、膠原病がどういうようなときに発症しているか、ということを患者さんたちにしっかりと問診していくと、必ずストレスやウイルス感染のエピソードが得られました。たとえばひどい風邪をひいたあとで発症したという類のケースがひじょうに多いのです。つまり、ひどく組織が破壊されて、免疫抑制の状態になったときに起こっている病態なのです。

第五章でくわしくふれる古い免疫系・新しい免疫系のしくみに関わってくるのですが、膠原病の病態の一つである自己抗体の増加は、外からやってくる抗原に対応する新しい免疫系が極端に抑制された状態で起こるものと考えられます。先日もImmunology Todayという免疫学関連の学術誌に、海外の研究者が、「自己抗体というのは、異常な組織をすみやかに排除するための治る反応としてでてきている可能性がある」という説を報告していましたが、私もその通りだと考えています。人間の身体で起こる生体反応というものは、たとえ不快なものでも、そうそう自分自身を破壊するために起こるわけではないと考えています。生体反応は、身体のもっている治癒カともいえます。つまり、生命を存在させるために起こっているのです。だから、不快な反応を起こしながら壊れた組織、体に害を与えるような組織をとりのぞく、ということも、必要で起こっています。長年、生体の反応を研究してきて、 私はそういう現象をたくさん目にしました。壊れた部分の修復が終わると、修復にあたっていた古い免疫系は鎮まって、また進化した免疫系にバトンタッチして、外部からの異物やウイルスの侵入に備えます。だから、自己抗体がでているということは、内部監視のための免疫反応が起こっているのだと考えられます。

ふつうのしもやけとか日焼け、やけどでもそうですが、炎症が起こるとその部分に血流が増えます。炎症という細胞破壊の緊急事態が起こると胸腺が萎縮して新しい免疫系が抑制され、古い免疫系が活性化し、破壊された組織を速やかに排除・修復していきます。自己抗体が出ているという事実から、膠原病の場合にも、同じことが起こっていると考えられます。膠原病の病態の推移を考えてみると、まず何かしらの強いウイルス感染やストレスの結果、血流障害、穎粒球増多が起こり、組織破壊が起こります。すると、古い免疫系は組織修復のために血流を増加し、発熱などの反応を起こします。つまり、これは治癒反応なのですから、ほんとうは、全身で炎症を積極的に起こして、組織修復を待つという治療が大切だと考えられます。私の仲間の医師たちが、膠原病の患者さんに副交感神経刺激の治療をすると、病気が治癒に向かっていきます。最初は炎症がでますから、苦しいこともあります。しかし、たいていの場合、苦しいのは一週間ぐらいで、一カ月もするとほとんどの患者さんが、病気から脱却していきます。長年苦しんできた患者さんも驚くほどあっさりと治癒に向かっていきます。

 ところが、いままで、膠原病は免疫充進の病だととらえられていましたから、医療の現場ではまったく逆の治療を行っていました。徹底して免疫を抑制する治療を行ってきたのです。免疫を抑制すると、進化した免疫系がますます抑制されて、古い免疫系がいつまでも活性化されてしまいます。すると、自己応答性免疫細胞(具体的には胸腺外分化T細胞と、B-1細胞。第五章参照)が、さらに組織を攻撃してしまい、いつまでも炎症が止まりません。そこへ免疫抑制剤やステロイドを使うと、一時的に炎症が止まるので、効きめがあるように思われていました。

じつは、膠原病治療の方向がまちがってしまったのには、時代の流れという背景があります。ガンと同じように膠原病も、昔はたいへん悪化しやすい、進行のはやい病気でした。そもそもストレスの免疫抑制が引き金になっている病気ですから、食糧事情が悪く、重労働を強いられるひもじい時代の人タは、交感神経緊張状態が続き、免疫抑制が強く持続して、病気がすばやく悪化する状況を用意していたのです。ところが、いまの時代の日本では、いくらでもリラックスするような生き方ができるようになっています。そう考えると、ほんとうは、昔よりも膠原病が治りやすくなっているはずなのです。

佐藤
2007-08-28 21:09:03
「免疫革命」安保徹 講談社インターナショナル から

P173~P176

ステロイドの長期使用が膠原病を不治にする

 ところが、ガンにおける抗ガン剤の化学療法と同じように、膠原病の場合はステロイド剤が、この病気の治癒を複雑にしました。ステロイドはいまから五十数年前に発見され、やがて合成できるようになり、合成ステロイドが大量につくられるようになりました。前にも述べましたが、膠原病の炎症は免疫抑制ではなく免疫充進によって起こっているという誤解のせいで、「免疫充進ならば、免疫を抑制して炎症を抑えなければ」とステロイドが膠原病患者にも投与されるようになりました。その結果、いつまでも治癒が得られない病気になってしまったのです。

ステロイドが使われはじめた昭和三十~四十年代にかけては、まだ、ステロイドを投与しても、長期は使用しない、なるべくはやく離脱する、という不文律がありました。ステロイドの研究で一九五O年にノーベル賞をもらったケルドン博士も、「ステロイドは依存性があるので、治療に使った場合には、医師が責任をもってやめるように」と提唱していました。私もそう大学で習いました。臨床医だったころは、膠原病にステロイドを使った場合も、必ず離脱して退院させていました。

 ところが、だんだん時代がたつにつれて、膠原病の病態把握の誤解は相変わらずでしたが、ステロイドの害に対しての認識がどんどん薄れていきました。服用がどんどん長期化しています。だからいまの患者さんたちがステロイドの離脱をしようとすると、とてつもなくたいへんなのです。離脱するために薬を止めるとリバウンドがきて、発熱や激しい炎症が起こります。それを通り抜けなければほんとうの治癒は得られないのですが、あまりにもつらそうだから、といって、安易に維持療法へ走ります。若い医師のなかには、もう炎症が止まったのに維持療法をやっている人もいるぐらい、医師たちのステロイドに対する恐怖感が消えてしまいました。

 ステロイドを信じきっている医師たちは、膠原病の患者がいつも不調を訴えるのは、たんに病気のせいだから仕方がない、と思いこんでいて、何も疑っていません。激しい炎症が起こらないのだから、これだけ劇症がでずにすんでいるのだから、多少ぐあいが悪くてもしようがないだろう、それが膠原病という慢性病なのだから、と思っているようです。しかし、私たちが免疫系の働きをきちんととらえ、リンパ球や穎粒球を調べた上で考えると、いつも体調が悪いのは、ほとんどがステロイドによる害です。

 ステロイド維持療法を受けている患者さんは、必ず強い身体の冷えを訴えます。夏でもカーディガンがないと寒くてしかたがない、まして冷房の効いているところだったら、もうガタガタふるえだしてしまうくらい、冷えて冷えてしかたがないのです。これは、ステロイドの根本的な害を示しているひとつの現象です。前にも述べましたが、ステロイドのようにコレステロール骨格をもつ物質は組織に沈着して過酸化脂質となり、これが刺激となって、頬粒球がおしかけ、交感神経の緊張状態を招きます。すると、交感神経の緊張に伴って、血管が閉じてしまうので、寒さを感じるようになる。つまり、血流がいかないから、寒いのです。

 ステロイド投与から他の病気をかかえこむ

 さらに、ここから、膠原病の患者さんには薬漬けの道が開かれてしまいます。交感神経緊張状態だから、必ず血圧が上がってきます。すると、高血圧の治療がはじめられます。それから、交感神経緊張のせいで脈がはやいから、いつも不安になります。そのため、抗不安剤を投与されます。すると、糖代謝が促進されるので糖尿病になり、糖尿病の薬を投与されます。さらに血流が悪いので、身体中の関節が破壊されて、腰痛、膝痛が必ず起こってきます。そして、鎮痛剤が処方されます。こうやって、ステロイドの維持療法を受ける患者たちは対症療法の玉突きの結果、たくさんの病気をかかえこんでいくことになります。それでも、すべての根本原因はステロイドにあると気づいていない医師がまだまだたくさんいるのです。

 繰り返しになりますが、膠原病は免疫充進状態ではなく免疫抑制状態で起こるということ、それから、炎症は血流を送りこんで組織修復のための生体反応であるから、むやみに止めると治癒も止まる、ということを知っておいてください。それがわからないと、炎症を徹底して止めにかかって、その結果治癒が得られなくなってしまいます。じっさい、いまの膠原病治療においては、この本末転倒した状態が現実になっているのです。

 ストレスからの離脱こそ,治癒の絶対必要条件

 そもそも膠原病の発症のきっかけには、強いストレスのエピソードがあることが多い、と述べました。ウイルス感染もこのストレスによって免疫が低下した結果で起こっている可能性が大なのです。さらに、膠原病の病態は、免疫抑制の極限状態です。となると、免疫を抑制しているストレスがないかどうかを見直し、あればそれを脱却していく必要もあります。第二章のガンのところでも紹介しましたが、重い膠原病を笑いの力で治したアメリカの医学哲学者、ノーマン・カズンズの実例にもあきらかなように、生き方そのものを変えることが、免疫を活性化させ、病からの脱却を促すのです。ノーマン・カズンズが膠原病になるまでの生活は、無茶そのものといってもいいくらい、激しいものでした。それがストレスとなって発病したのはあきらかです。

 膠原病は、さまざまな不快な症状を伴います。さらに、ステロイドを服用していれば、強い冷えにも悩まされるでしょう。なかなか気分が晴れないのも当然かもしれません。しかし、病気がつらいからといって、日々ひたすら深刻につらく生きていては、治癒どころか、ますます交感神経が緊張しますから、病気の悪化を促しかねません。発想を百八十度転換して、カズンズのように「病を笑いとぼして」治すつもりで、ストレスを脱却する生き方を自らつかみとることが大切です。

佐藤
2007-08-28 21:19:21
「免疫革命」安保徹 講談社インターナショナル から

P177~P179

 副交感神経刺激療法で、リューマチの痛みがほとんど消える(女性・七十歳)

 私は、四十歳のころから三十年にわたって、リューマチの痛みをかかえて生きてきました。私の家は農業を営んでいます。私は一家の主婦として、毎日家事と農作業に追われ、文字通り、朝から晩まで休む間もなく働きづめでした。四十歳をすぎたころに、身体に異常を感じてはいたのですが、夫の両親の手前もあり、治療したいとはっきりいいだせないうちに数年がたってしまいました。

  ところが、四十八歳の時、膝にひどい痛みを憾じるようになり、さすがに農作業もできなくなったので、病院にいきました。血液検査の結果は、リューマチでした。腰にたまった水を抜いてもらうと痛みは消えました。膝痛以外にとくに自覚症状もなかったので、忙しさにかまけて、私は病院に通うのもすぐやめてしまい、市販の抗炎症剤で痛みをとって間に合わせていました。その後一年ほどの間は、症状に人きな変化もなくすごしていたのですが、やがて、薬の副作用で、胃が荒れはじめ、食べたものをもどすことが多くなりました。そして、重い風邪をひいたのをきっかけに、リューマチの激しい症状が現れ、即刻入院せざるをえなくなりました。

 とにかく全身の関節が腫れあがり、歩くことも座ることもできません。医師はリューマチ用の薬を処方しよう、といってくれましたが、薬の副作用でこういうことになったので、もう薬をのむ気にはなれません。医師にお願いして、入院したまま、院外の鍼治療に通いました。三カ月ほどで関節の腫れがおさまって、歩けるようにはなりましたが、以前に比べると体力がすっかり落ち、あちこちの関節に痛みが残って、日常生活も以前の通りにはまるで送れない状態になってしまいました。体力が落ちていますから、ちょつと無理をするとまたリューマチが劇症化します。私は、痛みが強くなると絨や整体の治療を受けて、なんとか悪化させないように気をくばっていました。それでも、風邪をひくたびに、急激にリューマチが悪化しました。

 平成十一年、風邪がきっかけでリューマチが再発しました。じつはその二年前からガングリオン(腫瘤)が右手にできていて、熱をもっていました。痛みがないから別に治療しなくていい、と検診でいわれたので、そのままにしていたところ、大豆くらいだったのが、いつのまにかクルミくらいの大きさになっていました。すでにリューマチにかかって二十五年以上がたち、私はすっかり途方にくれていました。

 そんなとき、健康雑誌で、薬を使わず治療するという、福田稔先生の自律神経免疫療法のことを知りました。薬にすっかり嫌気がさしていたので、ぜひ治療を受けよう、と決心して、福田先生のところにでかけました。

 一回めの治療では、両手両足の指先と頭頂に注射針を刺され、ちくつと痛みを感じました。はじめは、とくに効果は感じませんでした。しかし、一週間後の二回めの治療を受けた翌朝、ちょつとした変化が起こりました。手の指の腫れがすっかりとれていたのです。痛みの強かった手首も動かせるようになりました。さらに毎週一回ずつ治療を受けていくと、六回目の治療で、手首の痛みはほとんど消えてしまいました。あれほど長い間苦しめられてきたリューマチが、ほんのニカ月ほどの間に、どんどん軽くなっていったのです。私はすっかり驚いていました。さらに、右手のガングリオンも、治療を受けるたびに小さくなり、以前よりも一回り小さくなっています。

 一時は、炊事などの簡単な家事さえもはかどらずに苦労していたのが、手の痛みが消え動きがスムーズになったおかげで、以前よりもずっと速やかにできるようになりました。四十代からあれほど苦しんできたのが、悪い夢だったように思います。私はもうすでに高齢者の域にはいっていますが、治療のおかげで、健康な、当たり前の生活をとりもどすことができました。これからも健康維持のために、この治療にとりくんでいきたいと思っています。

yas
2007-08-29 02:40:53
私が言っている、リウマチに関しての「免疫を元に戻すような治療法(薬を含む)」とは、白血球の各種細胞、免疫系の物質や遺伝子などの機能不全を元に戻すような、言い換えれば、それらが正常に働くようにするような治療法や薬、という意味です。

最初のコメントでも触れましたが、最近のリウマチの治療法では、抗サイトカイン療法が主流のようですね。抗ですから、サイトカインの働きを下げる方向です。

造血幹細胞移植(骨髄移植、末梢血幹細胞移植、臍帯血移植)も検討されているそうです。

抗サイトカイン療法、造血幹細胞移植、安保さんのその本の内容には、触れられていませんね。2003年発行だそうですね。

>佐藤さん

著作物、特に個人の利益に繋がる本などの発行物は、あまりコピーされない方が良いと思いますのでご注意を。

マナテック
2007-08-29 10:43:11
いまだに真に受けていらっしゃる方がいるんですね。

よく情報を吟味なさったほうがよろしいかと。

ちなみにがんに罹る前はともかく、がん患者さんの免疫は通常よりもかなり亢進した状態になっているものだそうです。

免疫といえば、抑制性T細胞の不活化によって免疫力を増加させる可能性が示唆されています(興味のある方は抑制性T細胞で検索してみてください)。がん治療の選択肢がまた増えるかもしれません。

また、少量の(体にダメージを与えない程度)抗がん剤の投与によって、この抑制性T細胞の活性を抑える効果が(動物実験の段階ですが)確認されています。

これも(少量の抗がん剤のことです)、「標準的治療」の補完手段としての可能性が期待されますね。

さざなみ
2007-08-29 12:43:57
ずっとロムしていたものです。

佐藤さんの今回のコメントは大量だったため、プリントアウトして読みました。

どんな病気でもストレスから。ということが分かりました。交感神経・副交感神経の綱引きもわかりました。

とにかく、スレセッサーを減らす生活を心がけることで、病気になることを防げるんですね。

さとうさん、みづきさん、貴重な情報ありがとうございました。

マリア
2007-08-29 15:44:16
>Yasさん ご丁寧な返信をありがとうございます。

状況は良く解ります。 ご本人様は‘兎に角痛みから解放されたい、少しでも楽に動けるようになりたいと願う’と思いますし、ご家族は‘病気は良くなって欲しいと思うけれども、多少の痛みがあっても手術などの大きな危険は避けたいと思う’のでしょう。 全然解らない人達にわかりやすく説明して、意見を調整するのは大変です。 最終的にはご本人様に「どうしたいの?」って聴いて差し上げて、できるだけ良い手段(受診先や治療法など)を選べるように情報を集めて差し上げたら良いかも知れません。

>佐藤さん 力作をありがとうございました。

確かに著作権がありますから、そのまま転載は気をつけた方が良いかもしれません。

医学、科学の進歩はめざましく、1年経つと以前の常識が非常識になったり、その逆も又然りの事も決して少なくありません。 その中で情報を整理するのは大変です。 特に‘がん’や‘リウマチ’は「原因も治療法もこれが絶対に確かだ」と科学的に証明されていないので、諸説色々あるかと思います。 結局、信頼できる医師を捜してその医師の方針に従って治療を受けるか、自分で良~く考えて、自ら信じる道をとるかという事になると思います。

佐藤さんの思いやりと熱意を持って、これからも考え方が同じ方向性の方をサポートするのに力や知識を注いで頂けたらと思います。

>みずきさん 肺の水がひいて、少しでも楽になれるよう、祈っています。

すごい high level の書き込みが多くて、感服いたします。 貴女のおかげで色々な勉強ができました。 無理せず、これからも宜しくお願いします。

yuki
2007-08-29 21:30:43
みづきさんはじめまして。

もう随分前に初めてみづきさんのブログを拝見したときから、清く公平でいつも真直ぐなみづきさんんの大ファンです。そしていつもパワーをいただいてます。ありがとうございます。

さて私にも末期直腸がんを患い自宅療養中の母がおります。みづきさんは胸水により呼吸が苦しいとの事、私の母も肺転移で細菌感染による高熱をしばしば繰り返したり最近では咳や痰で呼吸に支障をきたしているので、とても心配です。

そこで既にご存知かもしれませんが生姜湿布&里芋パスタの自然療法のお手当てはいかがでしょうか。マクロビオテックで有名なオオモリカズエさんも、お父様の大腸がんの腫瘍がこれらの湿布手当て方で消えたと著書の中で書かれています。イタリアでは昔から里芋の変わりにタロイモで、生姜の変わりにハーブで同じようなお手当てがあるようです。実際にこの手当てを行っている治療院の先生によれば、根気もいるし馬鹿にされがちな手当て方だけれど実際に続けると

2-4ヶ月で成果が現われ始めるらしいです。胸水も人為的に抜くと一緒に血中の他の養分?なども抜いてしまうので身体が弱ってしまうようなのですが、里芋パスタは水といわれる体液のみを吸収するのだそうです。私はこの手当て方を母に施す気マンマンなのですが、肝心の本人が消極的なので機会をうかがっているところです。もちろん絶対の効果を期待している訳ではありませんが副作用があるわけではないし試してみる価値はあるのになーと歯がゆい気持ちです。でも病気の本人しかわからない気持ちなので仕方がありませんよね・・・

上手く自然療法を取り入れながら免疫力を向上させていきたいのですが。

みづきさん、厳しい状態が続きますがお互いに不安に負けないように頑張りましょう。

Negative thoughts don't produce anything って言いますものね。

いつも心より応援しています。

お返事不要です。どうぞご自愛下さいませ。

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