みづきの末期直腸がん(大腸がん)からの復活の記録
西洋医学に見放され、余命1年の宣告にも負けず、自己治癒力で勝負しています
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コメント
2007-01-06 16:30:56
医療関係のかたのがん医療相談というブログをみつけました。ちょっと長いので申し訳ないのですが参考になるかと抜粋してコメントさせていただきました。
http://blog.goo.ne.jp/setoyamaosm/m/200604
がんが進行すると多くの方々が痛みを訴えると言われています。がんの痛みに対する治療法は確立されてきており,WHO(世界保健機関)や日本緩和医療学会などからガイドライン(治療指針)が示されていますが,未だがんの痛みで苦悩される方々が多いことが問題になっています。その理由は幾つかあると思います。
大きい問題の一つは,医師などの医療専門職に対する「がん疼痛治療に関するセミナー」が数多く行われているにもかかわらず,がんの痛みやその治療法について理解していない医師,看護師,薬剤師が未だ多いことです。すなわち,がん疼痛治療に興味のない医師などの医療専門職が多いのが現状かもしれません。
WHOでは,①患者さんが投与しやすい投与経路で,②痛みの強さに応じた鎮痛効果のある薬剤を,③患者さん毎に痛みをとる必要投与量を決め,④時刻を決め規則正しく,⑤その上で副作用防止などの細かい配慮を行うことというがんの痛み治療の原則を示しています。
その治療法の中心となる薬剤がモルヒネです。モルヒネに関しては,痛みが強いためいきなり大量のモルヒネを服用すると呼吸機能が抑制されたり,痛みがないのにモルヒネを服用することにより依存・耽溺といった好ましくないことが起きてしまったため,「モルヒネを服用すると短命になるとか,中毒になる」と知られていました。しかし,痛みがある状態で,痛みをとるのに必要な投与量を決めるために少量から服用し始め,必要量を規則正しく投与すれば,これらの副作用は殆ど起きず安全であることがわかってきました。モルヒネの鎮痛効果が発現する前に便秘や吐き気(1~2週間で収まります)が出現しますので,緩下剤や吐き気止めが必要になりますが,この対策を十分に行えば,他の薬と比較しても安全な薬剤と言えます。
痛みは検査などでは正確に把握出来ませんので,これらの治療法を適切に行うためには,いつから痛みが出現したか,どのような痛みか(例えば,鈍い痛み,鋭い痛みなど),どの程度強い痛みか,どのような時に痛みが強くなるか,またどのような時に痛みが和らぐかを患者さんからお聞きすることが必要になります。これらが正しく患者さんからお聞きできなければ,よりよい痛みの治療は難しくなります。言い換えますと,患者さんも適切な治療法を決めるための情報提供者となります。
このようながんの痛みの治療法を知らずにがんの医療を行うことは倫理的に好ましくないとWHOからも声明が出されていますし,山崎章郎先生はNHKの番組で,「痛みを取る手段が確立されているにもかかわらず,放置されているということは,結局、医療の現場で行われている暴力行為と同じことな訳ですよ」と話されています。小生も,目の前の患者さんが痛みで苦しんでいるのに,痛みをとるための適切な治療を行わないというのは犯罪行為に匹敵すると言う山崎先生と同様の意見をもっています。
そのようながん疼痛治療の理解がない医療専門職を変えるためには,患者さんやご家族ががん疼痛治療に関して知識をつけ,患者さんやご家族から,医師などに質問を繰り返すことにより,医師などの医療専門職が自らががん疼痛治療の理解の必要性を感じるようにさせることが必要になっていると思っています。
そのためには,ご自身の痛みに関して,いつから痛みが出現したか,どのような痛みか(例えば,鈍い痛み,鋭い痛みなど),どの程度強い痛みか,どのような時に痛みが強くなるか,またどのような時に痛みが和らぐかを医療専門職に説明できるようにし,モルヒネなどの薬物投与の計画について質問するという態度が必要になるでしょう。
決して,「それならば痛み止めを出しておきます」と言うだけで,細かい説明がない場合に満足しないで下さい。患者さんの残された人生を有意義なものとするためには,患者さん・ご家族と医師,看護師,薬剤師と一緒にでがんの痛みをとるという姿勢が求められると思います。
どんな場合にでも,痛みを我慢せずに,医師,看護師,薬剤師にご相談・ご質問し,決して,医師,看護師,薬剤師に任せっきりにしないで下さい。
痛みのことを知り,残された人生を豊かなものにしましょう!
2007-01-06 20:13:26
あなたのブログなのですから、好きな時間に好きなことを書けばよいではないですか。
誰のためのブログですか?
誰のために、何のために書いているのですか?
お母さまも、今日も痛かったという話ばかり読むのは、さぞお辛いことでしょう。そもそも痛い話ばかりでは、あなたの様子は伝わらないのではないですか。
様子を伝えたいのであれば、落ち着いている時、気分のいい時にメールや電話をすれば済むのではないですか。何回かに分ければ一言ずつでもかまわないでしょう。
臨機応変に対処すること、時にはなまけることも、人間には必要です。
yas
2007-01-07 03:50:19
痛みを伝えることについて書かせて頂きます。
私は腰椎椎間板ヘルニアでもあるのですけど、他人には私の痛みは分かりませんね。私の場合、パッと見、体は強そうですから、余計損な面がある気もします。
一度、痛みがある時期に、重い物(100kgぐらい)を運ぶのを手伝うように頼まれて、やばいかなと思ったのですが、手伝ったんです。
そうしたら、大きく痛めてしまいまして、1ヶ月以上、外を歩けなくなりました。痛くて、ひどいときはパンツを履くのに10分近く掛かってた。(笑)
痛いんだ、出来ないんだということを、正直に相手に伝えることが大切だと思いました。
みづきさんが、痛いと言ってくれて、私には状態の判断に大いに役立っています。どれだけつらいかも伝わって来ます。これは私だけではないはずです。
痛みは、他人には分からないだけに、伝えておかないと、私の上の例のように、自分に損になったり、結果的に他人に迷惑をかけてしまう場合もありますよね。
以前から、痛むことを書くことに迷いがある文章が見受けられたので、ずっと書こうかと思っていたことではあるのですが、本日書かせて頂きました。
キワ
2007-01-07 12:45:02
明けましておめでとうございます。
お久しぶりです。
母の調子が思わしくなかった為、1ヶ月実家に帰省してました。母の調子も落ち着いているので帰ってきました。
今、さかのぼって読ませてもらっているところです。
「病気にならない人への説明がない」という記事。すごくわかります。
母の病気についてもそのことをすごく考えました。あの人より母はずっとよいことをしてきた、なのにどうして?なども考えました。
また、私自身も病気を持っているため、命に関わる病気ではありませんが、やはり、どうして私に・・・と思います。
考えても仕方ないのはわかってますが、やはり、そのことは考えてしまいますし、答えはでません。
でも、最近思うのが、「人生色々だな」と。
もちろん、他の人がうらやしかったりとかはありますが。でも、うらやましかったり、そうして私だけと考えても答えは出ないし、苦しいし、そう思って割り切ろうと思っているのかもしれません。みづきさんも色々思われることがおありのことでしょう。でもそれは仕方のないこと。思っちゃいけないと思っていても思ってしまうもの。仕方ないですよね。
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がんが進行すると多くの方々が痛みを訴えると言われています。がんの痛みに対する治療法は確立されてきており,WHO(世界保健機関)や日本緩和医療学会などからガイドライン(治療指針)が示されていますが,未だがんの痛みで苦悩される方々が多いことが問題になっています。その理由は幾つかあると思います。
大きい問題の一つは,医師などの医療専門職に対する「がん疼痛治療に関するセミナー」が数多く行われているにもかかわらず,がんの痛みやその治療法について理解していない医師,看護師,薬剤師が未だ多いことです。すなわち,がん疼痛治療に興味のない医師などの医療専門職が多いのが現状かもしれません。
WHOでは,①患者さんが投与しやすい投与経路で,②痛みの強さに応じた鎮痛効果のある薬剤を,③患者さん毎に痛みをとる必要投与量を決め,④時刻を決め規則正しく,⑤その上で副作用防止などの細かい配慮を行うことというがんの痛み治療の原則を示しています。
その治療法の中心となる薬剤がモルヒネです。モルヒネに関しては,痛みが強いためいきなり大量のモルヒネを服用すると呼吸機能が抑制されたり,痛みがないのにモルヒネを服用することにより依存・耽溺といった好ましくないことが起きてしまったため,「モルヒネを服用すると短命になるとか,中毒になる」と知られていました。しかし,痛みがある状態で,痛みをとるのに必要な投与量を決めるために少量から服用し始め,必要量を規則正しく投与すれば,これらの副作用は殆ど起きず安全であることがわかってきました。モルヒネの鎮痛効果が発現する前に便秘や吐き気(1~2週間で収まります)が出現しますので,緩下剤や吐き気止めが必要になりますが,この対策を十分に行えば,他の薬と比較しても安全な薬剤と言えます。
痛みは検査などでは正確に把握出来ませんので,これらの治療法を適切に行うためには,いつから痛みが出現したか,どのような痛みか(例えば,鈍い痛み,鋭い痛みなど),どの程度強い痛みか,どのような時に痛みが強くなるか,またどのような時に痛みが和らぐかを患者さんからお聞きすることが必要になります。これらが正しく患者さんからお聞きできなければ,よりよい痛みの治療は難しくなります。言い換えますと,患者さんも適切な治療法を決めるための情報提供者となります。
このようながんの痛みの治療法を知らずにがんの医療を行うことは倫理的に好ましくないとWHOからも声明が出されていますし,山崎章郎先生はNHKの番組で,「痛みを取る手段が確立されているにもかかわらず,放置されているということは,結局、医療の現場で行われている暴力行為と同じことな訳ですよ」と話されています。小生も,目の前の患者さんが痛みで苦しんでいるのに,痛みをとるための適切な治療を行わないというのは犯罪行為に匹敵すると言う山崎先生と同様の意見をもっています。
そのようながん疼痛治療の理解がない医療専門職を変えるためには,患者さんやご家族ががん疼痛治療に関して知識をつけ,患者さんやご家族から,医師などに質問を繰り返すことにより,医師などの医療専門職が自らががん疼痛治療の理解の必要性を感じるようにさせることが必要になっていると思っています。
そのためには,ご自身の痛みに関して,いつから痛みが出現したか,どのような痛みか(例えば,鈍い痛み,鋭い痛みなど),どの程度強い痛みか,どのような時に痛みが強くなるか,またどのような時に痛みが和らぐかを医療専門職に説明できるようにし,モルヒネなどの薬物投与の計画について質問するという態度が必要になるでしょう。
決して,「それならば痛み止めを出しておきます」と言うだけで,細かい説明がない場合に満足しないで下さい。患者さんの残された人生を有意義なものとするためには,患者さん・ご家族と医師,看護師,薬剤師と一緒にでがんの痛みをとるという姿勢が求められると思います。
どんな場合にでも,痛みを我慢せずに,医師,看護師,薬剤師にご相談・ご質問し,決して,医師,看護師,薬剤師に任せっきりにしないで下さい。
痛みのことを知り,残された人生を豊かなものにしましょう!
誰のためのブログですか?
誰のために、何のために書いているのですか?
お母さまも、今日も痛かったという話ばかり読むのは、さぞお辛いことでしょう。そもそも痛い話ばかりでは、あなたの様子は伝わらないのではないですか。
様子を伝えたいのであれば、落ち着いている時、気分のいい時にメールや電話をすれば済むのではないですか。何回かに分ければ一言ずつでもかまわないでしょう。
臨機応変に対処すること、時にはなまけることも、人間には必要です。
私は腰椎椎間板ヘルニアでもあるのですけど、他人には私の痛みは分かりませんね。私の場合、パッと見、体は強そうですから、余計損な面がある気もします。
一度、痛みがある時期に、重い物(100kgぐらい)を運ぶのを手伝うように頼まれて、やばいかなと思ったのですが、手伝ったんです。
そうしたら、大きく痛めてしまいまして、1ヶ月以上、外を歩けなくなりました。痛くて、ひどいときはパンツを履くのに10分近く掛かってた。(笑)
痛いんだ、出来ないんだということを、正直に相手に伝えることが大切だと思いました。
みづきさんが、痛いと言ってくれて、私には状態の判断に大いに役立っています。どれだけつらいかも伝わって来ます。これは私だけではないはずです。
痛みは、他人には分からないだけに、伝えておかないと、私の上の例のように、自分に損になったり、結果的に他人に迷惑をかけてしまう場合もありますよね。
以前から、痛むことを書くことに迷いがある文章が見受けられたので、ずっと書こうかと思っていたことではあるのですが、本日書かせて頂きました。
お久しぶりです。
母の調子が思わしくなかった為、1ヶ月実家に帰省してました。母の調子も落ち着いているので帰ってきました。
今、さかのぼって読ませてもらっているところです。
「病気にならない人への説明がない」という記事。すごくわかります。
母の病気についてもそのことをすごく考えました。あの人より母はずっとよいことをしてきた、なのにどうして?なども考えました。
また、私自身も病気を持っているため、命に関わる病気ではありませんが、やはり、どうして私に・・・と思います。
考えても仕方ないのはわかってますが、やはり、そのことは考えてしまいますし、答えはでません。
でも、最近思うのが、「人生色々だな」と。
もちろん、他の人がうらやしかったりとかはありますが。でも、うらやましかったり、そうして私だけと考えても答えは出ないし、苦しいし、そう思って割り切ろうと思っているのかもしれません。みづきさんも色々思われることがおありのことでしょう。でもそれは仕方のないこと。思っちゃいけないと思っていても思ってしまうもの。仕方ないですよね。