西洋医学に見放され、余命1年の宣告にも負けず、自己治癒力で勝負しています
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痛み抑制の功罪ーその2

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9月12日の記事で、あまりにも痛みを抑制すると、本来感じるであろう感覚までをも失うのである意味危険もはらんでいる、という話をしたが、痛みの軽い快適な生活の裏には、まだまだ別のデメリットも隠されていた・・・。

先日ちょっとそのことにも触れたが、デュロテップパッチ(医療系麻薬)の注意事項として「お風呂に長く浸かると血行が良くなり必要以上に吸収されてしまうため、40度以上のお風呂に10分以上浸からないように」というのがあるため、お風呂での半身浴が制限されてしまったのだ。つまり私の一番のお楽しみである「バスタイム読書」の制限をされてしまったのだ。実際今日もお風呂に入ったらすぐにのぼせてしまって気持ち悪くなってしまった。パッチ効果で痛みがないのはウェルカムだが、やはり今日も朝からパッチの副作用で気持ち悪く、今もブログを書きながら若干の吐き気がしている。どうも少し気温が高くなってくると吐き気が増すようだ。クーラーをつけて部屋を涼しくすると吐き気も治まってくる。

血行が良くなるとだめだというのは、別のことからも体験した。それは散歩である。痛みが軽いおかげでウォーキングにも力が入り、気持ちよく歩いていたところ、1時間ぐらい歩いて血行が良くなってきたのであろう。突然気持ち悪くなって、頭がふらふらしてきてしまった。

なんだか、これまた本末転倒な状態になってきたような気がする。そもそも私の場合、血行の悪さがガンを招いたと思っているので、半身浴にしろ、運動にしろ、リンパマッサージにしろ、すべて血行をよくするために行っていることであるのに、それを制限されてしまったのでは本末転倒だ。しかもこれからのシーズン、ますます半身浴が気持ちよくなる季節だというのに、それがだめだと言われるのはつらいものがある。散歩も1時間ぐらい歩いて汗をかくぐらいまでしないと運動としては意味がないと言われているのに、こんなことでは困ってしまう。

というわけで、痛みのない快適な生活だけを享受するのはなかなか難しい。とりあえず今は私にとっての適量というのを見つけている段階なので、そう落胆することもないが、つくづく思うのは、あっちをよくしようとするとこっちが悪くなる・・・という感じで、すでに言われていることだが、薬には必ず副作用がつきものとはその通りだなあと思う今日この頃である。

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著者プロフィール

みづき
1970年東京生まれ、女性。既婚。子供はなし。米国シリコンバレーのIT企業のCFO、および日本のコンサルティング企業の役員としてそれぞれ在職中。2006年1月、米国西海岸(シリコンバレー)在住中に癌を告知され、急遽帰国しました。現在は東京・新富町(築地の近く)の自宅にて末期直腸癌(ステージⅣ)で闘病中です。
この写真は、2005年12月8日、サンフランシスコのお世話になっている弁護士事務所のクリスマスパーティに出席したときのもの。これが最後の飲み会でした・・・。お酒をこよなく愛した私も、お正月以来一滴も口にしていません・・・。また飲める日が来ると信じてがんばります!